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MARKETING

企業が行う「マーケティング」の意味と目的を正しく理解しましょう

2020
.11.14

昔のように「良いものを作っていれば、自ずと売れる」という時代は終わり、近代ビジネスでは、「良いものを作るのは当然で、正しいマーケティングを行わなければ売れない」時代です。
そのため、オンライン・オフラインを問わず、ビジネスシーンでは「マーケティング」という言葉が飛び交いますが、マーケティングの意味や定義を正しく理解できている方はどれくらいいるのでしょうか。
今回は、そんな企業が行う「マーケティング」の意味と目的をお伝えします。

権威者が提唱するマーケティングの定義

マーケティングという言葉が一般化し、多くのビジネスシーンで使われていますが、その定義を明確に説明できる人はほとんどいません。それだけマーケティングというものは曖昧なものであり、業種や地域、企業によって大きく異なることから明確な形はありません。
実際、世界中で多くの協会や経営学者などが定義していますが、各者各様で微妙にニュアンスが異なります。ここでは、各者が提唱するマーケティングの定義を見てみましょう。

【アメリカマーケティング協会が提唱するマーケティングの定義】
マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。

アメリカマーケティング協会の定義では、セールス的な側面よりも、経済活動が社会全体にもたらす一連の流れを指してマーケティングと定義づけています。

【日本マーケティング協会が提唱するマーケティングの定義】
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。

一方、日本マーケティング協会では、アメリカよりももう少しセールス色が強く、企業競争と市場開拓を行うためのあらゆる活動こそがマーケティングと定義づけています。

【フィリップ・コトラーが提唱するマーケティングの定義】
マーケティングとは、製品と価値を生み出して他者と交換することによって、個人や団体が必要なものや欲しいものを手に入れるために利用する社会上・経営上のプロセスである。

次に、数多くのマーケティング手法を考案してきたコトラーは、アメリカマーケティング協会の考え方とほとんど同じですが、企業が生み出した価値を顧客に与えて、その対価をもらうというプロセス全体を指しています。

【ピーター・ドラッカーが提唱するマーケティングの定義】
マーケティングとは顧客の創造であり、究極的にはセリング(セールス活動)をなくすことである。

最後に、マネジメント論の権威であるドラッカーの考え方は少し角度が異なり、マーケティングとは顧客を生み出すことであり、セールスをなくすことと定義づけています。

つまりマーケティングとは?

上述のとおり、権威者が色々なマーケティングの定義を定めていますが、アメリカマーケティング協会とコトラーの意見は近く、日本マーケティング協会とドラッカーの意見が近いように感じます。
アメリカマーケティング協会とコトラーの考え方は、マーケティングとは、販売活動の一連のプロセス全体を指すものであり、仕入れから消費者の購入までの流れのことを「マーケティング」と呼んでいます。
一方、日本マーケティング協会とドラッカーの考え方は、企業活動を優位に運び、顧客を生み出すことこそが「マーケティング」だと考えています。特に、ドラッカーは、セールス活動をなくして半自動的に顧客を生み出す仕組みづくりのことをマーケティングと呼び、非常にわかりやすいのではないでしょうか。

今回のまとめ

今回は、4種類のマーケティングに関する考え方をお伝えしましたが、もちろん、どれも間違いではありません。しかし、WEBマーケティングの世界においては、ドラッカーの提唱する「顧客を想像してセールスをなくすこと」が最もしっくりくるのはないかと考えています。
マーケティングという言葉の定義を知り、そのために自社が取り組むべきことを明確化しながら事業を拡大していきましょう。

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