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サーバーとホームページの関係・その仕組みを簡単に解説します
2020
.12.17
ホームページを制作して公開するにあたり、必ず必要となるのがサーバーです。一般的には、レンタルサーバーを借りてそこにホームページのコーディングデータをアップロードするシンプルな作業ですが、多くの方はサーバーと聞くだけで嫌悪感を感じて「よくわからないから任せる」と逃げたくなるのではないでしょうか。しかし、ホームページを運用していく以上は、サーバーの基本的な仕組みくらいは知っておかなければ、後になって大変なことになりかねません。
そこで今回は、サーバーとホームページの関係・その仕組みを、初心者でもわかりやすく簡単に解説します。
サーバーとは月極駐車場のようなものです
サーバーと聞くと、途端に難しく聞こえて、思考をシャットダウンしてしまう方も多いと思います。IT用語として捉えると難しく聞こえますが、私たちの身近にあるサービスと何ら変わりない仕組みであり、こうした馴染みのあるものと置き換えると簡単に理解することができます。
例えるなら、サーバーとはネットワーク上の月極駐車場です。月額で自分の駐車スペースを借りて、そこに車を止めておくのと同じで、月額で自分のサーバースペースを借りて、そこにホームページを置いておくためのものです。弊社のような制作会社は、そこに止めておく車(ホームページ)を制作しているだけであり、あくまでも駐車場(サーバー)はお客様が探してきて契約しなければなりません。
車も購入する前に駐車場を借りて車庫証明を取らなければ乗り始めることができないのと同じで、ホームページも制作ただけでは公開することができません。サーバーという設置スペースを借りて、そこにホームページをアップロードしてはじめて一般公開されるのです。
ホームページ公開後にサーバーを変更することもあります
サーバーは、ホームページ公開時に契約したものをずっと使い続けなければいないと思っている方も多いのですが、決してそんなことはありません。
月極駐車場の場合でも、使いづらくなってきたり、貸主の対応が悪かったりすると、解約して別の駐車場を探すと思います。それと同じで、サーバーもサーバー会社(専門用語で「レジストラ」と言います)の対応に不満があったり、料金が高かったり、機能が悪かったりすると、途中で違うサーバーに切り替えることがあります。
サーバー会社は大手から選ぶのが無難です
最後に、お客様から最も多く寄せられる質問が、どのサーバー会社を選べば良いのかという問題です。
月極駐車場にも色々な駐車場があり、金額もサービスも貸主の対応も異なるかと思いますが、サーバーもサーバー会社によって個性があります。ただし、単なる個性であれば良いのですが、サーバー会社によってはホームページを運用する中で致命的な事態が発生することがありますので、慎重に選ばなければなりません。
結論から言えば、大手のサーバー会社を選んでおくと、そのリスクは大幅に抑えることができます。「大手を選ぶ」と聞くと非常に幼稚に聞こえるのですが、サーバー会社を選ぶ際は長いものに巻かれておくことも大切です。
サーバーは、何よりも安全に長期運用されることが最も大切であり、万が一でもトラブルがあった場合には、適切にメンテナンスを行ってもらわなければなりません。また、ホームページを制作する制作会社が触りやすいことや、インターネット上にたくさん情報が落ちていること、カスターマーサポートが充実していることなどを求めようとすると、必然的に大手サーバー会社に絞られます。
月額の利用料金だけを見てサーバー会社を選んでしまうと、後になって痛い目を見ることが多いので、必ず安心して利用できるサーバー会社を選ぶようにしましょう。
今回のまとめ
今回は、サーバーとホームページの仕組みを月極駐車場に例えて説明しました。サーバーと聞くとできる限り関わりたくなくなる気持ちはよくわかりますが、ホームページを運用する中でなくてはならないものなので、基本的な仕組みだけでも把握しておきましょう。
また、サーバー会社選びだけは、大手サーバー会社を選んでおくことをお勧めします。珍しいサーバー会社を選ぶと、制作会社なども触り慣れていないため不便が多く、またカスタマーサポートなどが充実していないこともあるため、大手を選んでおく方が無難です。なお、大手サーバー会社にも色々ありますが、さくらインターネット、XSERVER、お名前ドットコムなどが、いわゆる大手サーバー会社にあたるかと思います。