名古屋でホームページ制作を通じてWEB集客を支援する(株)オンカの「お知らせ・コラム」ページ

インターネット上で簡単にプログラムを勉強することができる時代になったことから、htmlやcssなどのマークアップ言語を使用し、自身でホームページを制作する方が増えました。
しかし、ホームページに様々な機能を搭載するには、上述の知識だけでは足りず、サーバーサイド言語の基礎であるMySQLやphpMyAdminの知識が必要です。これらは、ホームページ制作において基本的な知識であり、正しく理解しないことには、ホームページとデータベースに蓄積したデータを連携させることができないため、動的なページを制作することはできません。
そこで今回は、これからサーバーサイドの学習を始める方に向けて、データベースとMySQL、phpMyAdminの役割と違いを説明していきます。

データベースとは

データベースとは、ホームページを運営する中で蓄積したデータ（CMSで作成したコンテンツやユーザーのログイン情報など）の集まりを指します。
データベースにデータを蓄積するには、WEBサーバーとは別で専用のサーバーであるデータベースサーバーを用意する必要があります。Xserverやさくらインターネットなどのレンタルサーバー会社と契約することで、データベースサーバーを利用することができます。なお、レンタルサーバー会社の多くは、WEBサーバーを契約することで、データベースサーバーもあわせて利用することができます。
上述のとおり、データベースは、あくまでもデータの集まりであり、データベース単体でデータを整理・管理することができないため、DBMS（Database Management System）と呼ばれるデータベース管理ソフトを利用する必要があります。

MySQLとは

My SQLとは、上述のデータベース管理ソフトの一つであり、データベースに蓄積されたデータの整理や管理などを行うことができるソフトウェアです。データベースにインストールすることで利用可能で、サーバーをレンタルした場合は、複雑な設定を行うことなく簡単にインストールすることができます。
MySQLは、世界で最も利用されているデータベース管理ソフトで、GoogleやYou Tubeといった検索エンジン・WEBサービスなどにも利用されており、オープンソースであることから、誰でも無料で利用することができます。
MySQLを利用してデータベースに蓄積されたデータを整理・管理することで、必要なデータを瞬時に抽出することができます。そんな便利なMySQLですが、データの整理や管理などを行うには、専用のデータベース言語「SQL」を使用してプログラムを記述する必要があります。

phpMyAdminとは

上述のとおり、MySQLを利用してデータの整理・管理を行うには、SQL文でプログラムを記述する必要がありますが、一朝一夕でSQLを理解することは困難なため、専門的な知識とスキルを有していないことには、MySQLを利用してデータベースの整理・管理を行うことは現実的ではありません。
phpMyAdminとは、データベース言語SQLでプログラムを記述しなくても、ブラウザ上で簡単にデータの整理・管理を行うことができるツールです。少し理解しにくいかもしれませんが、htmlやcssを理解せずとも簡単にコラムを執筆することができるWordPressのようなツールだと考えていただければ問題ありません。
phpMyAdminは、データベースサーバーにインストールすることで利用することが可能で、MySQLと同様に無料で利用することができます。基本的には、MySQLとセットで利用することから、レンタルサーバー会社の多くでは、初期状態でphpMyAdminが利用可能な場合が多く、仮に初期状態で利用することができなくとも、複雑な設定を行うことなく簡単にインストールすることができます。

今回のまとめ

今回の記事を読むことで、データベースとMySQL、phpMyAdminの基本的な役割を理解することができたかと思います。
ホームページを運営するにあたり、必ず用意しなければならないものは、データを蓄積するためのデータベースとそれを操作するMySQLのようなデータベース管理ソフトの2つで、
phpMyAdminは必須ではありません。phpMyAdminは、難しいSQL文を記述しなくてもデータベースを操作することができる、補助的なソフトウェアと理解しておきましょう。