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ホームページが表示される流れとキャッシュサーバーの役割
2021
.02.07
インターネット上には、アクセスしてからブラウザに表示されるまでに時間がかかるホームページがありますが、後日、同じホームページにアクセスすると、アクセスしてからすぐにホームページが表示されることがあります。
この現象には、キャッシュサーバーが大きく関わっており、これを利用することで、ホームページの表示速度を短縮させることができるため、迅速にホームページを閲覧することができます。
そこで今回は、ホームページの表示速度に大きな影響を及ぼすキャッシュサーバーの役割について説明します。
ホームページが表示されるまでの流れ
キャッシュサーバーの役割を理解するには、まず、ホームページがブラウザに表示されるまでの流れを理解する必要があります。
ユーザーがホームページへアクセスすると、ブラウザはWEBサーバーに対してホームページのデータ(htmlファイルや画像データなど)を要求し、WEBサーバーはサーバー内に保存されているホームページのデータをブラウザに送信します。その後、ブラウザは受信したホームページのデータをディスプレイ上に表示させます。以上がホームページが表示されるまでの簡単な流れです。
上述の工程は、ユーザーがホームページにアクセスするたびに行われることから、ホームページの規模を問わず、ブラウザとWEBサーバー間でデータの送受信に少なからず時間がかかります。この読み込み時間を短縮させるためにキャッシュサーバーが利用されます。
キャッシュサーバーの役割
キャッシュとは、ユーザーがホームページにアクセスした際に、そのホームページのデータを一時的に保存する機能を指し、この機能が搭載されているサーバーをキャッシュサーバーと呼びます。
上述のとおり、本来であれば、ホームページが表示されるまでには、ブラウザとWEBサーバーの間で発生するデータの送受信には時間がかかります。しかし、一度アクセスしたホームページにユーザーが再アクセスを行う場合、キャッシュサーバーが保存しているホームページのデータをブラウザにそのまま表示させるため、ホームページの読み込み時間を大幅に短縮させることができます。これにより、ユーザー側にとってはホームページが高速で表示されるというメリットがあるばかりでなく、ユーザーのアクセスによるサーバーの負荷を軽減することもできます。
しかし、保存したホームページのデータをそのまま表示させるというキャッシュサーバーの仕様上、ホームページの修正や更新を行ったとしても、その修正や更新内容をキャッシュデータでは確認することができません。そのため、修正や更新の確認を行う場合は、ブラウザのキャッシュを消してから確認しましょう。
今回のまとめ
今回の記事を読むことで、キャッシュサーバーの役割を理解することができたかと思います。
キャッシュサーバーは、ホームページの表示速度を短縮させることができ、WEBサーバーの負荷を軽減することができますが、サーバーの仕様上、修正や更新を行ったホームページをキャッシュデータで確認することはできません。そのため、修正や更新を行ったホームページを確認する場合は、一度、キャッシュを削除してから確認するようにしましょう。