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ホームページ運営者なら知っていて当然?!サーバーとドメインの基礎知識
2022
.01.21
ホームページを運営する方なら一度は聞いたことがあるはずですが、サーバーとドメインの違いについて正しく理解されていますか?ホームページの制作会社に「サーバーとドメインのログイン情報(ID・パスワード)を教えてください」と言われて、何もわからず情報を教えてしまっていたら、それは非常に危険な行為です。
今回は、ホームページを運営するにあたって基本となるサーバーとドメインの仕組みについて紹介します。
サーバーとドメインの違い
サーバーとドメインを説明する際によく用いられる表現ですが、ホームページを家とすると、サーバーは土地、ドメインはその住所とイメージするとわかりやすくなります。サーバーはホームページのデータを設置するための領域のことであり、ドメインという住所を辿ればホームページを閲覧することができるわけです。
要するに、サーバーにホームページのデータを設置するだけではホームページを閲覧することができないことはもちろん、ドメインだけ用意しても何も表示されないということです。
サーバーとドメインの違いがなんとなくわかったところで、サーバーとドメインそれぞれの仕組みと役割について見ていきましょう。
サーバーの仕組みと役割
上記で説明したとおり、サーバーはホームページを設置するための土地です。サイズが大きいとページ数や画像、動画などをたくさん使用したホームページを設置することができます。
また、サーバーはメールの送受信の機能もあります。そのため、サーバーのログイン情報を気軽に他人に伝えてしまうと、自社のメールを簡単に見られてしまう可能性があるだけでなく、メールを送信されてしまったり、削除されてしまうことがあり得ます。制作会社に自社サーバーの情報を伝える場合は、サーバーにファイルを送信するための「FTP情報」のみを伝え、できればサーバーのログイン情報を伝えることは控えましょう。
「FTP」とは
FTPとは「File Transfer Protocol」の略称で、直訳すると「ファイル転送プロトコル」となり、サーバーとパソコンの間などでファイルをやりとりするための通信規格です。FTPによって、サーバー上のファイルを見たり、ファイルをアップロード・ダウンロードすることができます。
ドメインの仕組み
上記で説明したとおり、ドメインはサーバーの所在地を示すための住所の役割を担っています。サーバーには、IPアドレスという数字が割り振られており、システムが処理しやすいよう数字の羅列になっています。我々にはとても覚えづらいIPアドレスを文字列に変換したものがドメインです。
ドメインはIPアドレスと連携されており、一般的にレジストラ(ドメインの管理会社)が設けている管理画面で連携作業を行うことが可能です。サーバーと同様、ログイン情報を他人に伝えてしまった場合、別のIPアドレスに連携されてしまうこともあり得るので、ドメインの管理画面の操作は自社で行うことをお勧めします。
また、ドメインは、既に使用されているものを除き、任意の文字列で取得することが可能です。ドメインを取得する際には、まず、「トップドメイン」と言われる「.com」「.net」「.jp」「.co.jp」などの中から一つを選び、その後、トップドメインの前方に並ぶ文字列を決定します。「xxx.com」というドメインを取得した場合、ホームページのURLでは「https://xxx.com」のように表示され、メールアドレスでは「〜@xxx.com」のようになります。
ドメインは多くの人が目にするものですので、社名やサービス名などを含めたわかりやすいものにすると良いでしょう。
今回のまとめ
今回は、サーバーとドメインの違いや役割について紹介しました。自社のホームページを運営するだけでなく、ホームページ・メールなどのデータを守るためにも、きちんとサーバーとドメインの仕組みを理解しておくと、リスクの軽減に繋がります。