名古屋でホームページ制作を通じてWEB集客を支援する(株)オンカの「お知らせ・コラム」ページ

TEL.0120-038-517 CONTACT

NEWS & COLUMN

お知らせ・コラム

SCROLL

MARKETING

ホームページの直帰率が高いことは必ずしも悪いわけではありません

2022
.03.01

ホームページの直帰率が高いことは必ずしも悪いわけではありません

ホームページ運用の担当者の多くは、ホームページをより良いものにするために、Google Analyticsを利用してホームページを分析しているかと思います。一方、Google Analyticsで数字を確認してはいるものの、その数字が良いのか悪いのかを判断することまではできていないのではないかと思います。
アクセス数やユーザー数であれば、多ければ多いほど良いと判断することはできますが、良し悪しの判断が難しい項目があり、「直帰率」がその一つです。
インターネット上には「直帰率」に関する様々な情報が溢れており、直帰率が高いホームページには問題があるから改善が必要と記載されているコラムが散見されますが、本当にそうでしょうか。
今回は、直帰率が表す意味と直帰率が高いホームページには本当に改善が必要なのか説明します。

ホームページの直帰率とは

直帰率とは、ホームページにアクセスした全ユーザーの内、他のページに遷移することなくホームページから離脱したユーザーの割合のことです。例えば、100人のユーザーが自社ホームページに訪れ、その内40人のユーザーがどのページにも遷移することなくホームページから離脱した場合、ホームページの直帰率は40%です。
なお、ユーザーが他のページに遷移したとしても遷移先が他社ホームページの場合、つまり外部リンクの場合は離脱にカウントされます。

直帰率の良し悪しは他の要素も考慮した上で判断しましょう

前項で、直帰率の意味を理解することができたかと思います。直帰率が高いということは、ユーザーがホームページ内を回遊していないことを意味するため、何か問題があるのではと心配する方も多いと思いますが、数字をそのまま受け止めるのではなく、直帰率が高い理由を理解した上で良し悪しを判断する必要があります。
ホームページの表示速度やコンテンツの質、導線設計などが原因で直帰率が高い場合は、当然、ホームページを改善する必要があります。一方、仮にホームページの直帰率が高くても改善を加える必要がないケースもあり、例えば自社ホームページへのアクセスのほとんどがブログ記事の場合がこれに当てはまります。ブログ記事から流入したユーザーは、抱えている悩みを解決するために情報を探しており、ブログ記事から欲しい情報を取得したユーザーは、ホームページに滞在し続ける理由がないため、必然的に直帰率は高くなります。
それでは、直帰率が低いホームページは良いのか?というと必ずしもそうではありません。直帰率が低ければ、ユーザーがホームページ内を回遊してページをしっかりと閲覧していると考えることができますが、仮にページ滞在時間が短い場合、単に欲しい情報がどこにあるか分からず、手当たり次第に回遊していると考えることもできます。
直帰率の数字のみに着目するのではなく、ユーザーがどのページに訪れているのか、ページの滞在時間はどれくらいなのかなど、その他の要素を踏まえた上で判断しましょう。

直帰率はホームページのSEO効果と関係しているのか

ホームページの担当者の多くは、直帰率がホームページの検索順位に影響を及ぼすと誤解している方も多いかと思います。結論から伝えると、Googleは、ホームページの検索順位を決定する際に、直帰率のような人為的に操作可能な数字を参考にすることはないため、直帰率がホームページの検索順位に影響を及ぼすことはありません。仮に、直帰率が検索結果に影響を及ぼすアルゴリズムが存在する場合、資金力や人的リソースさえあれば、簡単にホームページを検索結果の上位に表示させることができてしまいます。
Googleは、ユーザーにとって有益なホームページを検索結果の上位に表示させるために、日々、検索アルゴリズムのアップデート・検索エンジンの改善を行っています。そのような中、こうした裏技的な方法でホームページを検索結果の上位に表示させることができてしまうと、小手先のテクニックだけを施したユーザーにとって有益ではないホームページが検索結果を埋め尽くしてしまいます。
当然、検索エンジンの質が低下することでGoogleを利用するユーザー数が減少するため、Googleは、ホームページの検索順位を決定する際に、直帰率を考慮することはありません。

今回のまとめ

今回のブログを読むことで、直帰率の意味と直帰率が高いことが必ずしも悪いことではないことを理解いただけたかと思います。
直帰率は、ホームページからの離脱したユーザーの割合を表しているため、どうしても直帰率が低い方が良いと勘違いしがちですが、直帰率の数字をそのまま受け取るのではなく、理由を考察して理解することが大切です。

PAGE TOP