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WordPressのサイトヘルスステータスに致命的な問題が表示された時の対応
2022
.06.21
全世界で使用されているCMSの65%以上を占めるほどメジャーなシステムであるWordPressですが、「サイトヘルス」という機能はご存知でしょうか?サイトヘルスのステータスを表示させると「改善が必要」「●件の致命的な問題」など、ドキッとするようなメッセージが表示されていることは少なくありません。しかし、慌ててWordPressの表示どおりに対応してしまうとかえってバグやトラブルを発生させてしまうリスクがあり、冷静に対処する必要があります。
今回は、これらの警告メッセージに対してどのように対処すべきか、紹介します。
サイトヘルスの機能とは
サイトヘルスは、ダッシュボードから確認することができ、「良好」もしくは「改善が必要」という2種類のステータスのどちらかが表示されます。「改善が必要」と表示されていた場合、改善内容は「サイトヘルス画面」というテキストリンクをクリックすることで確認することができます。サイトヘルスの画面には、「致命的な問題」と「おすすめの改善」の2パターンの改善内容が表示されます。
サイトヘルスの機能は、WordPressのシェア率の上昇を背景に2019年2月21日にリリースされたWordPress5.1以降に追加されました。
サイトヘルス画面に表示される代表的な「致命的な問題」
サイトヘルス画面に「致命的な問題」もしくは「critical issues」として表示される次の3つ警告文は、ほとんどの場合、WordPressのプラグインの更新や、バージョンの自動更新の設定、サーバのPHPのアップデートで更新することが可能です。しかし、致命的な問題として表示されているからといって気軽にこれらの対処を行うと、ホームページに崩れなどのバグが発生してしまうことがほとんどのため、事前にホームページの制作担当者に確認した上で対応しましょう。
■更新可能なプラグインがあります
■バッググラウンド更新が想定通りに動作していません
■サイトが PHP 非常に古いバージョンを実行しており、更新をおすすめします
なお、WordPressの新しいバージョンは年に数回リリースされますが、バグが発生する可能性があるため、リリースの度にアップデートするのではなくある程度普及し、安全性を確認することができてからアップデートを行いましょう。また、PHPにおいても同様の対応をお勧めします。
今回のまとめ
今回はWordPressのサイトヘルス画面に表示される「致命的な問題」の中でも、慎重に対応すべき3つの警告について紹介しました。WordPressの機能を搭載したホームページを外注すると、制作会社は崩れや表示のバグが発生しないよう、あえてプラグインの更新やWordPressのバージョンアップが自動で実施されないよう設定することがほとんどです。
サイトヘルス画面に警告が出ているからと慌てて警告文に従った対処を行うのではなく、必ず制作会社に確認した上で対応するように心がけましょう。