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カフェの魅力を伝えるホームページデザイン
2025
.10.03

近年の多様化により、様々な雰囲気や魅力を持ったカフェが立ち並んでいます。そんな中、自店舗をしっかりアピールするためには、ホームページでの発信が欠かせません。今回はカフェのホームページを制作する上で、雰囲気やブランドイメージを正しく表現するためのWebデザインのポイントについてご紹介します。
【目次】
カフェに適したWebデザインの基本要素
お店の雰囲気やブランドイメージを正しく表現するためには、「カラー設計」「フォント選び」「写真」が非常に重要です。ここではその3点をカフェのホームページ制作という観点からご紹介します。
世界観を視覚化するカラー設計
同じカフェでもナチュラル、モダン、北欧風、和風などカフェによって様々なタイプがあります。
ナチュラルとモダンの色を比べてみるだけでも、雰囲気がかなり違うことがわかると思います。例えばナチュラルな雰囲気のカフェなのに、ホームページはモダンな色で設計すると、せっかくのカフェの魅力も正しく伝わりません。このように色の持つイメージは人に大きな影響を与えるため、カラー設計がホームページ制作の上で非常に重要であることがわかります。
フォント選びで変わるカフェの印象
フォント選びは、カフェの雰囲気やブランドイメージを伝えるためにカラー設計と同じくらい大切なポイントです。同じゴシック体でも、フォントによってやわらかさやスタイリッシュさを持っていたりと印象が異なる場合があり、英字もセリフ体・サンセリフ体で雰囲気が大きく変わります。コンセプトに合ったフォント選びによって、より一層ホームページの雰囲気も洗練されていきます。
写真の見せ方で伝わる臨場感
カフェのホームページ制作において、写真は一番大切なポイントだと言っても過言ではありません。写真を配置するだけで、足を運ばなくても店内や店外の雰囲気・料理・バリスタの動きなどが伝えられ、見る人に「足を運んでみたい」と思わせられます。また、単に様々なシーンの写真を載せるだけでなく、写真の余白やトーン調整で雰囲気が大きく変わるため、写真の見せ方(サイズ感やトリミング)もイメージを伝える上で大切です。例えば、モダンで落ち着いた雰囲気のカフェであれば、明度や彩度を落としてやや暗めに仕上げることで、より世界観に合った演出が可能になります。写真の見せ方一つで雰囲気もグッと高まるので、カフェのタイプに合った見せ方でより魅力的なカフェのホームページに仕上げましょう。
ユーザー体験を高めるカフェのWebデザインの工夫
ユーザー体験を高める工夫は、近年のWebデザインにおいて欠かせません。カフェのホームページにおいても「使いやすいか」「ストレスを感じないか」「知りたい情報はすぐ探せるか」など、様々な観点からユーザー体験を考慮する必要があります。
カフェメニューを魅力的に見せるレイアウト
より魅力的なメニューに見せるには「デザインの4原則」に則った配置を考え、メニューの情報量が多くても見やすくデザインすることがポイントです。「デザインの4原則」とは、「近接」「整列」「反復」「対比」のつの基本ルールのことです。このルールを用いることで情報を分かりやすく整理し、見やすくて伝わりやすい効果的なデザインを実現することができます。例えば「近接」に則って、写真・価格・説明などの関連する要素同士を近くに配置し関連性を明確にすることで、整理整頓された印象を与えることができます。
■関連記事:Webデザインを良くするために知っておきたいデザイン4原則
カフェ店舗の雰囲気を感じさせるUI
WebデザインにおけるUI(ユーザーインターフェース)とは、メニューボタンや入力フォーム、条件検索など、ユーザーがホームページを使用する際のあらゆる接点を指します。
UIについてはこちらのコラムでより詳しく解説しています。
◾️関連記事:今更聞けないUIとUXとは
カフェのホームページ制作において、複数店舗がある場合は店舗ごとにアンカーリンクを設けることで、ユーザーが目的の情報へすぐにたどり着けます。カフェは来店型ビジネスのため、店舗へのアクセス情報はわかりやすければわかりやすいほどよく、ヘッダーやフッターなどにもリンクを設置して導線を増やすと効果的です。またカフェは、コーヒーやカフェオレなど見た目が似通ったメニューが多いため、一覧表示だけでは単調な印象になりやすい傾向があります。そのため、類似メニューをスライダーやカルーセルで見せることで、選びやすさや楽しさを演出でき、ユーザー体験の向上にもつながります。
アクセス・店舗情報の見せ方
アクセスは、お店の場所や行く方法をお客様に伝えて来店に繋げる大切な内容です。いかに視覚的にわかりやすく、また世界観を壊さないように情報設計すればいいのかを考えなくてはいけません。Google Mapsを導入しているホームページが多いですが、そのまま設置するよりも色をモノクロにしたりホームページのトンマナに合わせて色を変えたりすることで世界観を壊さないように配慮することができます。またナチュラル系のカフェであれば、手書きのマップを配置するのもオシャレで雰囲気が出ると思います。さらに、立地によっては駐車場の有無や最寄り駅の情報を明記することで、来店時の不安を解消し、ユーザーの利便性を高められます。カフェのホームページ制作においては、こうした情報設計にも十分配慮することが大切です。
カフェのタイプ別Webデザインの特徴
ここでは3つのタイプ別のデザインに触れ、その特徴や工夫について挙げていきます。
ナチュラルカフェのデザイン
STEEN
「STEEN」は「親子で楽しむカフェ」が特徴の大阪府にあるカフェです。
ホームページは店内や外観からも感じられる「ナチュラルさ・柔らかさ」を感じられるベージュでまとめられています。また手書き風のイラストやトリミングされた写真も特徴的です。その他にもドーナツのイラストからメニューが出てくるアニメーションやグーグルマップがベージュになっている点など、ホームページのトンマナに合うような様々な工夫がされています。ナチュラルなカフェのホームページをデザインするのであれば、STEENのように色合いや写真のトリミングを工夫してみるとナチュラルさや柔らかさが演出できます。
モダンカフェのデザイン
YETI STUNDING
「YETI STUNDING」は、まだ見ぬ何かを発見する旅「FINDING YETI!」をコンセプトにした、北海道にあるテイクアウト専門のコーヒースタンドです。
グラフィック、ホームページなどのデザインや企業・ショップのブランディングなどを手掛ける株式会社COMMUNEが運営しています。ホームページもとてもデザイン性が高く、ファーストビューでは一見コーヒースタンドとは分からないオシャレでスタイリッシュなデザインとなっています。店内のシンプルでモダンな雰囲気を壊さないようなモノクロの配色に彩度の高い青のアクセントカラーや、要素ごとに罫線で区切られている点も特徴的です。また写真のコントラストが高くはっきりとした色味であること、デザインの4原則がしっかり用いられており見やすくて分かりやすくなっている点も、YETI STUNDINGのようなモダンな雰囲気を演出できる要素の一つだと言えるでしょう。
レトロ・クラシック系カフェのデザイン
allée
「allée(アレ)」は東京・表参道の路地裏にある焼き菓子・スイーツカフェのお店です。
全体的にクオリティの高い写真や動画を用いていて、足を運ばなくてもお店の雰囲気やメニューの魅力が伝わってきます。写真の配置も特徴的で、alléeのホームページは写真が大きく数が多いのですが写真を重ねることでデザイン性や余白が生まれスッキリとしたオシャレなデザインになっています。背景のグラデーションやテキストのサイズやウェイトも、アンティークな雰囲気やクラシック感が出る要素の一つと言えるでしょう。
まとめ
今回はカフェの魅力を伝えるホームページデザインについて紹介しました。
・カラー設計は世界観を正しく表現するために重要です
・フォント選びは雰囲気やブランドイメージを大きく左右します
・写真は臨場感を伝え、来店意欲を高める要素です
・メニューはデザインの4原則を用いることで見やすく整理できます
・UIや店舗情報の見せ方も世界観を崩さない工夫が必要です
これらを意識して取り組みましょう。
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