NEWS & COLUMN
お知らせ・コラム
SCROLL
DESIGN
使いやすい自治体サイトデザインのポイント
2025
.10.27
自治体のホームページは、市区町村や都道府県の地域住民に向けた情報が発信される窓口としての役割があります。公平・公正に情報を届けることが重要だといえますが、想定されるユーザーには、障がいを持つ方やお年寄りも含まれるため、アクセシビリティの面においても配慮が必要です。では、どのようなデザインが適していると言えるでしょうか?今回は自治体のホームページをデザインする際に気をつけたいポイントを紹介します。
【目次】
自治体のホームページが持つ役割
自治体のホームページはさまざまな役割を持ちます。重要度や緊急度によってコンテンツの順番やデザインも左右されるので事前にしっかりと整理しておきましょう。
行政サービスの案内
図書館や公民館・ごみ収集日・生活インフラ・税金や福祉・防災・教育・子育てに関する情報など、さまざまな行政サービスに関する情報を発信するのが自治体のサイトです。サイト内の情報量や下層ページが多くなっていくため、事前に運用のしやすさや見やすさを考慮した設計が不可欠です。
お知らせ・緊急情報の発信
感染症や災害発生時は緊急度・重要度の高い情報を発信する役割をもちます。CMSを用いた運用のしやすさや、目立つようにコンテンツをデザインすることが重要です。
観光地・イベントのPR
地域で行われるイベントや魅力を、住民だけでなく、訪問する観光客にも発信し、地域の活性化を目指します。こういった情報発信は地方からの移住や住民の定住に貢献するコンテンツだといえます。
行政の透明性に関する内容を発信
市議会や財政など、行政に関する情報を発信し、地域住民に透明性を示します。また市長のあいさつやプロフィール、活動内容を発信することで市政に対する信頼感につながります。
自治体のホームページで求められるWebデザインとは
自治体のホームページでは先述の通り、情報の更新性や正確性が求められます。またデザインにおいても情報の強弱を意識し、重要度や緊急度の高い情報は目立たせるなどの工夫が求められます。特に以下にあげるポイントに気をつけながら、設計・デザインするようにしましょう。
アクセシビリティを高める
自治体のホームページは障がい者や高齢者も使うため、アクセシビリティの配慮が必要です。アクセシビリティとは「利用のしやすさ」や「使いやすさ」を意味し、誰でも使えるように配慮したデザインにすることで、利用者の満足度を高められます。例えば文字が読みやすくなるよう背景色と文字色に十分なコントラストを取ったり、誰でも読めるテキストサイズを用いたりすることが挙げられます。アクセシビリティに関しては以下のコラムにて詳しく解説しているので参考にしてみてください。
分かりやすい情報設計
自治体のホームページはコンテンツの量が多く、サイトリリース後も掲載する情報が増えていきます。グローバルナビゲーションやページ内の導線は、カテゴリを分けて分かりやすく設計しましょう。またサイト内検索の機能をつけるなど、ユーザーの使用イメージに寄り添った配慮が重要です。
信頼感のあるシンプルなデザイン
先述の通り自治体のホームページはさまざまなユーザーが使用します。トーンはなるべく落ち着かせ、誰でも使えるシンプルなデザインを心がけましょう。また、ユーザビリティを阻害し、信頼感を損なう可能性があるため、過度な装飾は避けるようにしましょう。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとはPCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのデバイスでも見やすくなるよう、ディスプレイサイズに合わせてコンテンツの配置を変えられるデザインを指します。多様な閲覧環境に対応可能な「いつでもどこでも見られるホームページ」が求められています。
今回のまとめ
今回は自治体のホームページデザインで押さえるべきポイントについて紹介しました。主なポイントは以下の通りです。
・アクセシビリティを高め、誰にとっても使いやすい設計にする
・情報の量と導線を整理し、分かりやすい情報設計を行う
・過度な装飾を避け、信頼感を与えるシンプルなデザインにする
・多様なデバイスに対応したレスポンシブデザインを採用する
自治体のホームページ制作についてのご相談がある方は、名古屋のホームページ制作会社、株式会社オンカにお問い合わせください。
オンカでは、Webマーケティングに関する無料相談を行っています。御社のホームページの課題を洗い出し、成果につながる改善策をご提案します。



