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ホームページをレスポンシブデザインで制作する際に確認すべき3つの視点
2019
.11.01
ホームページを制作する際、もはや当たり前の仕様となったレスポンシブデザイン。スマホがこれだけ普及し、Googleがモバイルファーストインデックスを採用した今となっては、対応していないホームページの方が少ないほどです。しかし、そのレスポンシブデザイン、本当に大丈夫でしょうか?
今回は、ホームページをレスポンシブデザインで制作する際に確認しておくべき3つの視点をご紹介します。
【目次】
1.レスポンシブデザインのホームページとは
2.ホームページをレスポンシブデザインで制作する際に確認すべき3つの視点
a.デバイスへの対応
b.ブラウザへの対応
c.OSへの対応
3.「レスポンシブ対応」になっていればOKではない
4.今回のまとめ
レスポンシブデザインのホームページとは
始めにおさらいですが、レスポンシブデザインのホームページとはどのようなホームページでしょうか。よく勘違いされがちですが、「レスポンシブデザイン=スマホ対応」ではないので注意してください。あくまでも、レスポンシブデザインっとは、スマホに対応したホームページを制作するための一つの手段のことです。
レスポンシブデザインとは、ホームページを閲覧するデバイスごとに、ホームページが自動的に形を変えて表示される仕組みのことです。そのため、一つのホームページを、パソコンで見たときにはパソコン用の形で表示され、スマホやタブレットで見たときは、それぞれの画面サイズに合った形で表示されます。
「レスポンシブ(responsive)」の言葉の意味を直訳すると「反応が良い状態」であり、様々な画面サイズに反応して表示させる形を変えることから、responsiveデザインという言葉が生まれました。
なお、レスポンシブデザイン以外のスマホ対応として、以前は、パソコン用とスマホ用に別々のホームページを制作し、ユーザーの端末に合わせて表示させるホームページを切り替える手法が主流でしたが、現在はレスポンシブデザインが主流です。
ホームページをレスポンシブデザインで制作する際に確認すべき4つの視点
そんな、今や当たり前になったレスポンシブデザインですが、自社のホームページは、正しくレスポンシブデザインが実装されているでしょうか。レスポンシブ対応と聞いて安心しるのではなく、次の3点に着目して、正しいレスポンシブデザインが実装されているかを確認しましょう。
デバイスへの対応
デバイスとは、いわばパソコンやスマホなどの端末のことです。「レスポンシブデザインなのでスマホ対応しています」と一言で終わる制作会社が非常に多いのですが、スマホと言ってもその画面サイズは多岐に渡ります。iPhoneシリーズだけでも、いろいろなサイズがあり、Androidも入れると相当な数のデバイスがあります。さらに、パソコンやタブレットの画面も様々なサイズが展開されているため、全てを入れると膨大な数のデバイスがあります。
これら一つひとつのデバイスに対応してこそ、初めてレスポンシブデザインと言えます。ユーザーの持つデバイスは多岐にわたるため、少なくとも主要なデバイス数十種類には対応しておかなければ、「iPhoneSEで見たときだけ文字化けしている」といったような現象が起きてしまいます。
ブラウザへの対応
次に、ユーザーはどんなブラウザを使ってホームページを閲覧するかわからないので、どのブラウザを利用されても美しく表示されているかを確認しなければなりません。なお、ブラウザとは、ホームページを閲覧するアプリケーションのことで、Internet ExplorerやSafari、Google Chromeなど、主要なものだけでも数種類あります。
どれか特定のブラウザで見たときだけ正しく表示されないなど、ブラウザによって表示が異なりますので、公開前に必ず確認しておく必要があります。
OSへの対応
最後に、OSのバージョンごとに、表示を確認しておかなければなりません。OSとは、各デバイスの機能を司る頭脳のようなものであり、私たちが普段使っているデバイスは、OSというものがあることでアプリケーションを開いて使用することができます。
このOSも様々な種類があり、またそれぞれにバージョンがあります。例えば、Macには「Mac OS」というOSが搭載されており、最新のバージョンは「10.14.6」です。当然、使用しているデバイスによって搭載されているOSの種類が異なり、またアップデートを行っているか否かによって、同じデバイスであっても、OSのバージョンが異なります。
そのため、どのOSで見ても、どのバージョンのOSで見ても、ホームページが正しく表示されているかを確認しておかなければなりません。
「レスポンシブ対応」になっていればOKではない
多くの制作会社は、「うちで制作するホームページはレスポンシブ対応なのでOKです!」と自信満々に言いますが、どれだけのデバイス・ブラウザ・OSに対応しているかを確認してみてください。しっかりと制作している制作会社であれば、「デバイス30 種類・ブラウザ6種類・OS 24種類の計4320種類です」といったように、対応させるべき事項をしっかりと把握して、答えられるはずです。
そこまでを理解しているお客様はあまりいないので、一々言わない制作会社がほとんどですが、多くの制作会社は「単にスマホでも見れる(だけで正しく表示されるかは別)」といった状態です。
今回のまとめ
レスポンシブデザインと言っても、その品質は制作会社によって様々です。レスポンシブ対応ならいいやと安心してしまいがちなのですが、そのないよを具体的に聞いておくことが大切です。
すでにホームページを制作した企業も、制作会社に「うちのホームページってどれくらいのデバイス・ブラウザ・OSに対応していますか?」と聞いてみてください。明確な数字が出てこない場合は、そこまで考えて作られていない可能性が高いので、一度調べてみた方が良いかもしれません。