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レスポンシブデザインのホームページを制作する際に注意すべき3つの視点
2018
.01.02
2010年前後からの爆発的なスマートフォンの普及により、私たちがインターネットを利用する環境は、パソコンからスマートフォンに移行しました。また、タブレットの登場によって、インターネット環境はさらに多角化しています。
そんな中、これまではパソコンに最適化していたホームページも、スマートフォンやタブレットといった小さい画面にも最適化させる必要が出てきました。そんな小さな画面に対応させるためには、レスポンシブデザインという技術が施されますが、その技術はホームページ制作会社によって大きく異なります。
今回は、そんなホームページ制作会社によって異なるレスポンシブデザインの質についてお伝えします。
【目次】
1.レスポンシブデザインとは
2.レスポンシブデザイン制作時に注意すべき3つの視点
1.デバイス(端末)の種類
2.OSの種類
3.ブラウザの種類
3.今回のまとめ
レスポンシブデザインとは
レスポンシブデザインとは、一言で言うと、パソコンも、スマートフォンも、タブレットにも、あらゆる画面サイズにも対応したホームページデザインのことです。
これまでのホームページは、そのほぼすべてがパソコン向けに制作されており、スマートフォンやタブレットで見たときもパソコン用の画面が表示されるため、小さくて見づらいものでした。そういった問題を解決するために、ホームページを見る端末の画面サイズに応じて、ホームページの形が可変的に変わるデザイン、つまりレスポンシブデザインで制作するという技術が取り入れられました。
レスポンシブデザイン制作時に注意すべき3つの視点
一口にレスポンシブデザインといっても、制作会社によってその品質はピンキリです。残念なことに、日本国内で「レスポンシブデザイン対応」と謳っている制作会社のほとんどが、「スマートフォンで見ても何とか見れる」だけという現状です。
その制作会社が本当のレスポンシブデザインでホームページ制作を行なっているか否か、次の3つの視点から確認することが重要です。
デバイス(端末)の種類
この時代、インターネット利用時に使用する機器は、実に多岐に渡ります。国内で圧倒的シェアを誇るiPhoneだけでも、iPhone4から先日発売されたiPhoneX、大画面のPlusまで、たくさんの画面サイズの端末が販売されています。これに、Android端末を加えると、数十〜百数十種類の画面サイズのスマートフォンやタブレットが存在することになります。
そのレスポンシブデザインは、単にスマートフォンでも綺麗に見れるだけではなく、あらゆる端末に対応できていますか?
OSの種類
上述のとおり、インターネットを利用するデバイスは多岐にわたりますが、その端末の中で脳のような役割を担う「OS」も同じくたくさんの種類があります。Apple端末もAndroid端末も、年に何度もOSノアップデートを行なっており、日本国内で利用されているOSの数は、膨大な数になっています。
そのレスポンシブデザインは、一つのOSではなく、国内で使用されているあらゆるOSに対応できていますか?
ブラウザの種類
最後に、私たちがインターネットを利用する際は、ブラウザと呼ばれるインターネット利用システムを経由して利用しています。ブラウザと言われてもピンとこない方もいるかもしれませんが、Internet Explorer、Safari、Google Chrom、Firefoxなどと言えばお分かりかもしれません。ユーザーがどのブラウザを使用してインターネットを利用するかはもちろん自由であり、それぞれ使いやすいものを選んで使用します。そのため、日本国内だけでも主に5種類前後のブラウザが使用されていると言われています。
そのレスポンシブデザインは、一つのブラウザではなく、すべてのブラウザに対応できていますか?
今回のまとめ
弊社を選んでくださるほとんどのお客様が、制作前の打ち合わせで「レスポンシブ対応はできますか?」と質問されます。レスポンシブデザインを知っているだけでも素晴らしいことだと思いますが、そのレスポンシブデザインの品質には、制作会社によって大きなばらつきがあることを、ほとんどの企業がご存知ではありません。
レスポンシブデザインのホームページを制作される企業は、何種類の端末、OS、ブラウザに対応しているのかをしっかりと聞き、正しく答えられない制作会社は避けておく方が無難です。きっと、最低限のレスポンシブデザインしかできていないはずです。