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ホームページを制作する際、「いつからいつまでに何を制作するか」など、スケジュールを立ててプロジェクトを進めるのが一般的ですが、設定された期間内にデザインなどのタスクを終わらせなければ後の工程が遅れてしまいます。
特にホームページ制作においては、ヒアリング→要件定義→設計→デザイン→マークアップといった大きな流れがある中で、どれか一つでも遅れてしまうと納期が遅れてしまう可能性があります。
かといって、ひたすら手を動かし続けてもデザインの制作スピードが思うように上がらない事もあるかと思います。
今回はWEB制作の現場において制作速度を上げるためには何が必要なのかをWEBデザイナー向けに解説していきます。

制作速度を上げる事で得られるメリット

デザインの制作速度を上げることで、納期に間に合わせられるのはもちろんの事、マークアップなどのデザインに続く後続のタスクを早めることができます。特にCMSなどのシステムが組み込まれたホームページでは、バグチェックに想定外に時間を取られてしまう事もあるので、早め早めに先行タスクを終わらせていく事が重要です。

制作速度を上げるために気をつけるべきポイント

ここからは、WEBデザイナーがデザインの制作速度を上げるために気をつけるべきポイントを5つ紹介していきます。

WEBデザインの参考サイトを見つける

ホームページを制作する際には、お客様の要望をヒアリングし、要件を固めていくのが一般的です。
その中でデザインのヒントになるような情報も出てきますが、それだけを鵜呑みにしてしまうと、実際に出来上がったデザインがお客様やディレクターが思っていたのと違うなんて事が起きかねません。
デザイン制作を始める前に、お客様やディレクターと共通のイメージを持つ為には、デザインの参考サイトを見つけましょう。
弊社のコラム「ホームページデザインの参考になるギャラリーサイト5選（https://onca.co.jp/column/column/p3186/）」でも、ホームページデザインの参考になるギャラリーサイトをいくつか紹介しているので、参考サイトを見つける際にはご活用ください。

ワイヤーフレームを制作する

弊社ではデザインを制作する前に、ディレクターとホームページの構成について話しながらワイヤーフレームを制作していきます。
ホームページで何を伝えたいか、誰がエンドユーザーになるのか、サイトの目的が何なのかをはっきりさせた上で、ワイヤーフレームを組むことで、デザインで目立たせるべきポイントなどが見えてきます。

デザインのアイデアを蓄える

見出しやメインビジュアル、ボタンなどの参考になるデザインに普段からアンテナを張るのも重要です。Pinterestでは見出しデザインの参考になるアイデアがまとまっていたりするので、気に入ったものは保存しておくことをお勧めします。
また、ファッション雑誌などでも、WEB制作の際に参考になる見出しデザインやレイアウトが多く使われています。若者向けのサイトを作る際は若者向けの雑誌を見てみる、なんて事も良いかもしれません。

Photoshopのバッチ処理機能を使う

Photoshopでは画像の色調補正など、特定の画像に対して行った編集内容を「アクション」として保存し、他の画像に同じように適用させる事ができる「ファイルのバッチ処理」という機能があります。
例えば「大量の画像を同じサイズでトリミングしてWEBで使用したい」といった場合でもバッチ処理を使えば、簡単かつ短時間で作業を終わらせる事ができます。
複数の画像で同じ処理が必要な場合は、他のデザイン作業に費やす時間を確保する為にも積極的に活用しましょう。

ショートカットキーをカスタマイズする

IllustratorやPhotoshop、XDなどでデザインを制作する際には基本的なショートカットキーを覚えておく事をおすすめします。
それだけでなく、よく使うプラグインはショートカットキーとして登録する事で、すぐに呼び出す事ができ、大幅に作業時間を短縮する事ができます。
ショートカットキーを使いこなすだけで制作にかかる時間はかなり変わってくるので、自分が使いやすいようにショートカットキーを設定しておきましょう。

今回のまとめ

今回は、WEBデザインの際に制作速度を上げるためのポイントを紹介しました。
単純な作業や、必要のない作業はできる限り時短を心がけて、時間を費やすべきタスクに注力する事で、クリエイティブの質も上がるはずです。
今回紹介したポイントを押さえるだけでも制作速度はかなり変わるので、WEBデザイナーの方は参考にしてみてください。