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WEBデザインを言語化するための練習方法
2022
.11.07
お客様にWEBデザインを提案する際に、正しくデザインの意図が伝わっていないと感じることはありませんか?自分ではデザインについて説明しているつもりでも、正しく言語化することができていないおそれがあります。どのような意図があって、そのためにどのようなデザインをしているのかを正しく伝えることも、WEBデザイナーの仕事のうちのひとつです。
今回は、WEBデザインを言語化するための練習方法をご紹介します。
WEBデザインを正しく言語化する必要性
ホームページ制作を依頼するお客様は、集客や採用など何かしらの課題を抱えているため、ホームページ制作会社は課題解決のために様々な方向からユーザーにアプローチするための工夫を行っています。
その中でWEBデザイナーは、お客様の課題解決に繋がるWEBデザインを制作しているはずですが、その説明を省いて「かっこいいデザインで制作しました。」や「女性好みの可愛らしいデザインで制作しました。」と表面上のデザインのみを伝えてしまっては、デザインの本当の魅力や意図を正しく伝えられておらず、お客様はデザインの見た目だけで良し悪しを決めてしまう恐れがあります。
また、スタイリッシュやモダン、かっこいい、可愛いなどのデザインテイストを表現する言葉は、人によって感じ方や受け取り方が異なります。WEBデザイナーとお客様の間で相違ないようにするためにも、「かっこいいデザインで制作しました。」や「女性好みの可愛らしいデザインで制作しました。」など、デザインテイストのみを伝えることは避け、どのような意図があって、そのためにどのようなデザインをしているのかを正しく伝えられるようにしましょう。
WEBデザインを正しく言語化するための練習方法
WEBデザイナーになりたての方や感覚でデザインをおこなっている方は、デザインを正しく言語化することが難しいかもしれません。そのような方達は、「何故このデザインからこのような印象を感じるのか」を考察すると良いでしょう。そのために、まずは参考サイトから同じ印象が感じられるホームページを収集し、共通点を探し出しましょう。共通点を発見することによって、この印象を与えるためにはどのようなデザインを行えば良いかが分かるようになります。
1日に数分だけでもWEBデザインギャラリーなどから様々なWEBデザインに触れる時間をつくり、デザイン言語化のための知識を日々蓄積すると良いでしょう。
今回のまとめ
WEBデザイナーは、ホームページの見た目を綺麗にするだけではなく、お客様が抱える課題を解決するためにデザインを工夫しています。しかし、その部分を正しく伝えられておらず、表面上のデザインだけを説明しているWEBデザイナーも少なくありません。正しく伝えられていないが故に、表面上のデザインだけでお客様に良し悪しを判断されてしまっては非常に勿体ないです。
しかし、デザインの言語化は誰もが初めから正しく行えるものではありません。他のデザイナーが制作したホームページではお客様が抱える課題を解決するためにどのような工夫が施されているかを日々研究し、WEBデザインの魅力を最大限に伝えられるようにしましょう。