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Googleトレンドを活用してキーワードの流行(トレンド)を分析する
2017
.11.29
皆さまもホームページを制作する際やコンテンツ記事を作成する際に、「どっちのキーワードを使用するべきか」と悩んだ経験があるのではないでしょうか。また、世の中のユーザーはどんなキーワードで検索しているのか、特定のキーワードの検索ボリュームは増加傾向か減少傾向かを知りたいと感じたこともあるかと思います。
そんなときに役立つ解析ツールがGoogleトレンド(https://trends.google.co.jp/trends/)です。このツールをうまく活用することで、世の中の流行(トレンド)に合わせたキーワード選定が簡単に行えるようになります。
今回は、そんなGoogleトレンドを使ってキーワードのトレンドを調べる方法をお伝えしていきます。
【目次】
1.Googleトレンドとはどんなツールか
2.Googleトレンドでキーワードごとのトレンドを分析
a.単体のキーワードのトレンドを分析
b.複数のキーワードのトレンドを比較
3.Googleキーワードプランナーとの使い分け
4.今回のまとめ
Googleトレンドとはどんなツールか
ホームページをお持ちの企業であれば、その多くの方がGoogleアナリティクスやGoogleキーワードプランナーといったツールをご存知かと思います。しかし、このGoogleトレンドは、意外と知られておらず、まだまだ上手く活用できている企業が少ないように感じます。
Googleトレンドとは、一言で言うと、あるキーワードの「過去から現在までの検索数の推移」を教えてくれるツールです。この検索数の推移を見ていくことで、そのキーワードの流行(トレンド)を知ることができ、今の時代に合ったキーワードか、それともこれから使用されなくなっていくキーワードなのかを見極めることができます。
Googleトレンドでキーワードごとのトレンドを分析
Googleトレンドでは、気になるキーワードを入力するだけで、簡単にそのトレンドを調べることができます。このGoogleトレンドで分析できる情報は、主に次の2種類です。
単体のキーワードのトレンドを分析
Googleトレンドのトップ画面上部に、調べたいキーワードを入力するだけで、簡単にそのキーワードのトレンドが表示されます。今回は、例として「ホームページ制作」のトレンドを調べてみます。
表示された折れ線グラフを見ながら、そのキーワードが現在どの程度のトレンドを有しているのかを分析したり、将来的にどのように推移していくのかを予測しながら、ホームページに使用するか否かを判断します。なお、トレンドの推移を見たい期間を自由に入力することもでき、最も古い情報では、2004年以降の検索数の推移を調べることができます。
複数のキーワードのトレンドを比較
また、上述のトレンド分析と合わせて、別のキーワードのトレンドを調べ、それらの検索数の推移を視覚的に比較することができます。これにより、これまではどちらのキーワードがトレンドを得ていたのかを分析し、将来的にはどちらのトレンドが上回るのかを予測しながら、ホームページへの使用を検討していきます。
この例では、「ホームページ制作」に加え、「ホームページ作成」「ホームページ製作」の3種類のキーワードのトレンドを調べてみます。
この例の場合、一昔前は「ホームページ作成」と調べている割合が高かったのですが、2015年頃を境に「ホームページ制作」の割合が上回っていることがわかります。また、「ホームページ製作」の割合は、検討するまでもなく低い位置で推移しています。
このように、過去の検索数の推移を見ながら、現在または将来のトレンドを見極めていくためのツールがGoogleトレンドです。
Googleキーワードプランナーとの使い分け
Googleトレンドの主な使い方は上述のとおりですが、これを聞くと「Googleキーワードプランナーと何が違うの?」という質問をよくいただきます。
Googleトレンドが過去から現在のトレンドの傾向を調べるものに対して、Googleキーワードプランナーは、現時点でのピンポイントの検索ボリュームを調べるツールです。つまり、Googleキーワードプランナーで現時点での検索ボリュームを正確に取得し、Googleトレンドを使用して今後の動向を見極めるといった、両者合わせた使い方をしていくべきです。
また、Googleキーワードプランナーは、入力したキーワードのみを対象にしているのに対して、Googleトレンドは、関連キーワードも含めたトレンドを表示してくれる点も異なります。
今回のまとめ
あまり聞き馴染みのないGoogleトレンドというツール。だからこそ、このツールを上手く活用していくことで、ホームページ集客において、他社に大きな差をつけることができます。
ホームページは作って終わりではありません。公開してからずっと働き続けてくれます。長く使うホームページだからこそ、現時点の情報だけでなく、将来のトレンドも予測しながら作っていきたいですね。