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Google「Search Central Live Tokyo」参加レポート

2025
.12.09

Google「Search Central Live Tokyo」参加レポート

11月7日(金)、渋谷ストリームで開催された Google 主催のカンファレンス「Search Central Live Tokyo」に参加しました。
社員数名で応募したものの、当選したのは私だけ、、、やや心細さもありましたが、貴重な機会だったので参加しました。
当日の様子を簡単にまとめました。

全体・キーノートの様子

会場はGoogle本社らしい洗練された雰囲気で、講義スペースに加えて広々とした立食エリアも用意され、軽食やコーヒーを楽しみながら交流できる環境となっていました。参加者は百数名ほどで、SNSやブログでよく見るSEO分野の専門家も多く来場していました。イベントは4時間以上にわたり、Google担当者による最新動向の共有、参加者からの質問への回答、そしてSEO実務者による7分間のライトニングトークなど、多彩なプログラムが展開されました。
司会は「検索オフィスアワー」でお馴染みのアンナさん。アイスブレイクでは「どこから来た?」という質問に対し、最も遠方はアメリカからの参加者で会場がどよめきました。また「SEO歴は?」の質問では最長30年というベテランの方もおり、5〜10年の実務経験者が多い“プロフェッショナルの集まり”という印象でした。

Google担当者によるセッションの様子

本イベントでは、Googleのエンジニアや検索品質アナリストが登壇し、検索エンジンの仕組みからAI時代の検索行動まで、幅広いテーマで最新の知見を共有されていました。ここでは、特に印象に残った内容をまとめています。
Googleの検索エンジンの仕組みをテーマに、シニアエンジニアリングマネージャー Daisuke Ikedaさんが登壇したセッションでは、「検索は決して解決済みにはならない(A search is never finished)」という前提のもと、Googleはユーザーニーズを解決するために、またトラフィックパターンがが変動する可能性を踏まえてSERPを継続的に改善し続けているとのことでした。また、AI普及により10代の検索行動が大きく変化しているという話もあり、若年層にとっても検索が依然として重要なチャネルであることを再認識しました。
AIの関連性をテーマに、検索品質アナリスト Cherry Prommawinさん、Gary Illyesさんが登壇したセッションでは、クロール → HTML取得 → インデックス判断 → サービングという基本プロセスを改めて丁寧に解説されていました。同様の内容は公式サイトにもまとめられています。
Google の検索エンジンの仕組み、検索結果と掲載順位について

AI Overview や AI モードでも同じクローラーが利用されるため、「AI向けの特別なSEO対策」は不要で、これまで通りの“基本に忠実なSEO”が重要である点が強調されていました。また、AI生成コンテンツについては、「AIか人間かではなく、最終的な品質で判断する。ただしAIは専門性が低く、ハルシネーションを起こす前提で使うべき。」というコメントと繰り返し提示されていた「SEO is not DEAD」というスライドが印象的でした。

その他、Search Consoleの新機能、Google Trendsの効果的な使い方、構造化データの重要性など、業務に直結する情報も多く紹介されました。
なお、当日のQ&A内容は以下のサイトにまとめられており、参考になる内容ばかりですのでぜひご覧ください。
#SearchCentalLive Tokyo 2025のQ&Aセッションまとめ

企業のSEO担当者やマーケターによるライトニングトークの様子

企業のSEO担当者やマーケターによるライトニングトークでは、AI活用・実験的取り組み・ユーザー行動分析など、多様な視点からの発表が続きました。

・車を購入するまでに3000回以上検索し、その行動変容をSEO観点で分析した事例
・生成AIによるタイトル生成や構造化データ活用の成果
・自社サイトをあえて noindex にしてAIの引用の挙動を検証した取り組み
・AIOverviewやリッチリザルトにおけるハルシネーションの発生頻度を数百回検証した報告

など、実験的・実務的な視点が多く、非常に刺激的な内容でした。

今回のまとめ

今回のイベントでは、“ユーザーのニーズに沿った高品質なコンテンツをつくる”というSEOの本質が、AI時代においても変わらないことがあらためて示されました。検索行動が多様化し、AIが情報取得の一端を担うようになった今こそ、サイト運用者には基本の積み上げがより重要ということを再認識し、登壇者の実践事例を通して、試行錯誤を続ける姿勢が成果につながることも強く感じました。今回得た知見を、今後のお客様のホームページ制作や運用に活かしてまいりたいと思います。

余談ですが、当日の参加者には画像のようなサコッシュとメモ帳、ボールペンが配られました!

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著者情報

執行役員 ディレクター

C.K.

不動産会社・人材派遣会社で営業職としての勤務を経て、株式会社オンカに入社。WEBディレクターとして名古屋港水族館やのんほいパークなど大規模なホームページを始めとして数多くのホームページ制作を企画・監修する。現在は執行役員・ディレクターチームのマネージャーとして取り纏めや品質向上に努めている。

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