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Internet Explorerのサポート終了について
2022
.05.13
日本時間の2022年6月16日をもって、Microsoft 社が提供している「Internet Explorer(以下IE)」がサポート終了になることはご存知でしょうか。
既に、Microsoft社が提供している「Microsoft Edge(以下Edge)」という新しいブラウザがIEのシェアを追い抜いていますが、一部の企業では、IE専用のWebページやアプリを活用している兼ね合いで現在もIEを使用している場合があり、一刻も早い別のブラウザへの切り替えが求められています。
今回は、そんなIEのサポート終了について詳しくご説明します。
【目次】
1. IEサポート終了の背景
2. 6月にサポートが終了するのはブラウザとしてのIE
3. IEユーザーが切り替えるべき代表的なブラウザ
a. Microsoft Edge
b. Google Chrome
4.今回のまとめ
IEサポート終了の背景
IEは、長らくPCの標準ブラウザとして世界シェアを独占してきましたが、設計の古さもあり、Google社が提供する「Google Chrome(以下Chrome)」をはじめとする他社のブラウザに徐々にシェアを奪われていました。
そのためMicrosoft社は、2015年に新しいエンジンを搭載したIEの後継ブラウザであるEdgeを発表し、IEからの切り替えを促していました。既に最新のOSであるWindows11では標準ブラウザとしてEdgeが設定されており、IEのブラウザアプリを開くことはできません。
Edgeが登場した時点でIEのサポートが終了になるということは明白でしたが、2021年5月についにIEのサポート終了が正式発表されました。
6月にサポート終了するのはブラウザとしてのIE
ここで気をつけたいのは、2022年6月に終了するのは「ブラウザとしてのIE」ということです。Edgeは「IEモード」という、EdgeのタブでIE専用のWebページやアプリを表示できる機能を備えており、このIEモードはWindowsのバージョンにより異なりますが、最長で2029年までサポートされる予定です。
ただ、IEモードは、様々な理由ですぐにEdgeに切り替えることができないユーザーへの一時的な救済策であり、さらに2029年を待たずしてIE11の環境が利用できなくなる可能性もあるため、早めの切り替えが大切なことには変わりありません。
IEユーザーが切り替えるべき代表的なブラウザ
Microsoft Edge
前項でも述べた、Microsoft社が提供する新しいブラウザです。IEと比較するとページの表示速度やメニュー画面の操作性が格段に向上し、独自の便利な機能が多数搭載されています。
また、同じMicrosoft社が提供するブラウザということでIEの操作に慣れた方にも親しみやすい作りになっているほか、お気に入りリストの引き継ぎを簡単に行うことができるということもEdgeを使うメリットの一つです。
Google Chrome
Google社が提供するブラウザで、2022年現在で60%以上の世界シェアを誇っています。シンプルで操作性が高いことも魅力の一つですが、Chromeが他のブラウザと大きく異なる点は、Googleに関連する検索エンジンやウェブサービスとの相性が良いという点です。Googleアカウントにログインすることで、ブックマークや履歴・パスワードなどを同期できるほか、GmailやGoogleカレンダーなどのサービスを快適に利用することができます。
今回のまとめ
今回は、IEのサポート終了についてご説明しました。Microsoft社は、時代に合ったブラウザ、ユーザーが使いやすいブラウザを目指してIEのサポートを終了します。日々進化するブラウザの中から自身に合ったものを選択することで、快適なインターネット環境を実現しましょう。