名古屋でホームページ制作を通じてWEB集客を支援する(株)オンカの「お知らせ・コラム」ページ

TEL.0120-038-517 CONTACT

NEWS & COLUMN

お知らせ・コラム

SCROLL

MARKETING

SGEの導入によってGoogleの検索エンジンはどのように変化したのか

2024
.12.02

SGEの導入によってGoogleの検索エンジンはどのように変化したのか

2023年、Googleでユーザーが検索した任意のキーワードに対してAIが自動で回答を表示する「SGE(Search Generative Experience)」という機能が実装されました。また、Googleは、SGEの機能について2024年11月現在も試験運用の段階であると謳っています。
そこで本記事では、SGEの概要や構成を紹介しつつ、SGEの導入によってGoogleの検索エンジンがどのように変化したのかについて解説します。

※本記事の内容は2024年11月現在の情報をもとに作成しています。

【目次】
1.SGEとは?
a.一部のテーマ・ジャンルのコンテンツは回答が表示されません
2.SGEの回答画面の見方
a.スナップショット
b.関連コンテンツ
3.スナップショットの種類
a.画像+テキストのパターン
b.表+テキスト
c.YMYLに関する検索キーワードの場合は注意事項が表示される
4.SGEの実装による検索エンジンの変化
a.リスティング広告とSGEの位置関係について
b.YMYLに関するコンテンツについて
5.今回のまとめ

SGEとは?

SGEとは、検索エンジンに任意のキーワードを入力した際にAIが回答を自動で生成する機能であり、米国時間で2023年5月に発表され、2023年8月から日本でも試験運用が開始されました。
従来の検索エンジンでは、検索キーワードにヒットした複数のホームページやブログ等が検索結果上に表示され、その中からユーザーが気になるリンクをクリックして情報を獲得するという流れでした。一方でSGEが実装されてからは、検索キーワードに対して複数の情報をAIが自動で収集し、瞬時にユーザーが情報を得ることができるようになりました。
なお、SGEの活用方法については、こちらのコラムで解説しているため、あわせて参考ください。

参照:Googleの生成AI機能 SGEの活用方法
※上記の記事は2023年10月4日時点の情報を元に作成しています。

一部のテーマ・ジャンルのコンテンツは回答が表示されません

SGEは全ての検索に適応されるわけではありません。
例えば「クッキー 焼き方」「ハンバーグ 作り方」などレシピに関するキーワードや、「月 満ち欠け」「月 クレーター」など月に関するキーワードについては、SGEによる回答が表示されません。このように特定のテーマ・ジャンルについて、SGEによる回答が表示されない場合があります。

SGEの回答画面の見方

SGEの回答画面は、主に「スナップショット」と「関連コンテンツ」の二つに分けることができます。

スナップショット

AIが自動で情報を収集し、検索キーワードに対する回答を瞬時に表示させます。後述のとおり、スナップショット箇所の表示方法には複数のパターンがあります。

関連コンテンツ

スナップショットに表示された内容に関連するコンテンツが表示されます。表示された回答に対して、更に深い情報や幅広い情報を知りたい場合は関連コンテンツの箇所に表示されたリンクをクリックすることで該当ページを閲覧することが可能です。

「スナップショットや関連コンテンツに表示される情報・記事について」
高い検索順位を獲得している記事や、その記事に掲載されている情報がスナップショットや関連コンテンツに表示されるとも限らず、AIがどのようなホームページから情報を収集しているかは明らかになっていません。
現段階では、誤った情報が表示されることもあるため、掲載される情報を鵜呑みにしすぎないよう注意しましょう。

スナップショットの種類

スナップショットには、ただ単純に文章が表示されるだけでなく、AIが自動で箇条書きのテキストを生成したり、画像を表示したり、表を作成するなど様々なパターンが存在します。

画像+テキストのパターン

例えば、「日本でイルカを見れるのはどこ?」と検索した場合、テキストだけでなく「天草」「御蔵島」などの地名の写真もあわせて表示されます。

表+テキスト

例えば、「アクセス数とセッション数の違いとは」と検索した場合、テキストだけでなく、アクセス数とセッション数の違いを示した表が作成されます。

YMYLに関する検索キーワードの場合は注意事項が表示される

人々の健康や経済面に大きな影響を与えるYMYLに関するキーワードの場合は、スナップショットの下部に注意事項が表示されます。

「YMYLとは」
YMYLは「Your Money or Your Life」の略であり、人々の生活や人生に大きな影響を与える可能性があるコンテンツを指します。YMYLの例として、以下のものが挙げられます。
-金融
-健康
-病気
-法律
-ニュースや時事問題
-財産
-人種・民族
など

SGEの実装による検索エンジンの変化

SGEの回答は検索結果上の一番上部に表示されます。また、画像のとおりSGEの回答は強調スニペットよりも上部の位置に表示されていることが分かります。
Googleの検索エンジンにSGEが実装されたことによって、検索結果画面の一番上部には、検索順位1位の記事でも強調スニペットでもなく、SGEによる回答が表示されるようになりました。
そのため、たとえ検索順位1位を獲得できているホームページでも、SGEや強調スニペット等が表示される場合は、画像のようにかなり下の位置に表示されてしまいます。

リスティング広告とSGEの位置関係について

リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに関連して表示される広告のことで、現状は検索結果の最上部に表示されています。SGEは検索結果画面の一番上部に表示される仕様上、「リスティング広告を出稿しても、ユーザーの目につかないのでは?」と懸念される方も少なくないと思われます。
2024年11月現在、すべての検索キーワードに対してSGEの回答が表示されるわけではなく、検索結果画面にリスティング広告が表示される場合はSGEの回答が表示されない傾向が見られます。そのため、リスティング広告とSGEの見せ方については、Googleが検討中であることが伺えます。

YMYLに関するコンテンツについて

特に、YMYLに関するコンテンツを作成・投稿する場合は、専門性・信頼性が高い情報をユーザーが求めることが想定されるため、従来どおり、掲載する内容を裏付けるデータや実際の利用者の声などを掲載することが大切です。

今回のまとめ

本記事では、2023年にGoogleの検索エンジンに実装されたSGEという機能の説明や、SGEの導入によって検索エンジンの仕様が大きく変化したことを解説しました。検索エンジンが変化したことによって検索エンジンの仕様が変わったものの、一部の仕様についてはまだまだGoogleが検討中であることが伺えます。
SGEを踏まえてGoogleの検索エンジンの仕様は、今後も大きく変化する可能性があります。そのため、従来どおりのホームページの運用方法を継続するだけでなく、検索エンジンの変化も踏まえた上で適切な対策を施していきましょう。今後のSEO対策に関する見解については、以下の記事で紹介しているため、ご参考ください。

参照:SGEの登場でホームページのSEO対策は終わるのか?
※上記の記事は2023年10月23日時点の情報を元に作成しています。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

T.T.

建設会社で施工管理として勤務後、フリーランスでコンテンツマーケティングを請け負い、WEBライターとして活動。株式会社オンカに入社後は、WEBマーケティングに関する知見を活かし、WEBディレクターとして幅広い顧客のホームページ制作に携わる。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

PAGE TOP