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構造化マークアップとは?ホームページ制作会社が世界一簡単に解説

2019
.01.03

coding

日頃からSEO対策に関する情報を集めている方であれば、「構造化マークアップ」という言葉を最近よく耳にするようになったのではないでしょうか。構造化マークアップが何やらSEO対策において重要になってきているということはわかるけれども、詳しい内容はよくわからないという方も少なくないはず。
そこで今回は、構造化マークアップについて、コーディングができない方でも理解できるよう世界一わかりやすく解説いたします。

構造化マークアップとは

構造化マークアップとは、一言で言えば「セマンティックウェブ」に対応したコーディング(マークアップ)のことです。「いやいや、そのセマンティックウェブがわからないよ」という方がほとんどだと思います。セマンティックウェブとは、Wikipediaにはこう定められています。

HTMLでは文書構造を伝えることは可能だが、個々の単語の意味をはじめとする詳細な意味を伝えることはできない。これに対し、セマンティック・ウェブはXMLによって記述した文書にRDFやOWLを用いてタグを付け加える。この、データの意味を記述したタグが文書の含む意味を形式化し、コンピュータによる自動的な情報の収集や分析へのアプローチが可能となると期待されている。
Wikipediaより抜粋

これでは、まだわかりづらいですね。簡単に言うと、セマンティックウェブとは、ホームページ上に記載された人間にしかわからない情報をGoogleのロボットにもわかるようにしましょうということです。そして、このGoogleのロボットにもわかるようにするマークアップのことを構造化マークアップと呼びます。

構造化マークアップが実装されたホームページの例

それでは、構造化マークアップが施されたホームページと、そうでないホームページはどれくらい違うのでしょうか。ここではソースコードを記載して説明する方が確実なのですが、それではコーディングができない人にはわかりづらいため、ソースコード無しで説明します。
まず、構造化マークアップがなされていないホームページの例です。ここでは、ある架空の書籍のホームページを見ているものと仮定します。構造化マークアップがなされていないホームページ場合は、次のように必要な情報が端的に記載されます。

ポリー・ハッター〜賢者の岩〜
J・J・ローリング著
ファンタジー小説

書籍のホームページにこう書かれていれば、私たち人間は、ほとんどの方が意味を理解できると思います。しかし、Googleのロボットはこれでは理解できない場合があります。もちろん、アルゴリズムはかなり進化しているため概ねは理解できるのですが、中には理解できていなかったり、間違えて理解してしまっていることがあります。
そのため、Googleのロボットが見ても間違えないように、構造化マークアップが求められています。先ほどの書籍のホームページの内容を構造化マークアップで記述すると、次のようなイメージです。

ポリー・ハッター〜賢者の岩〜(これは本のタイトル)
J・J・ローリング著(これは本の著者)
ファンタジー小説(これは本のジャンル)

このように、文章の中に補足を挟むことで、何を表しているのかを明確化していきます。ポリー・ハッターは本のタイトルとも著者の名前とも取れてしまうので、Googleのロボットが間違えて理解しないように、しっかりと補足説明をしておくのです。
もちろん、今回の例の中の括弧書きの部分は、ホームページの表向きでは見えないように記述します。あくまでも、Googleのロボットが見るためのものです。

構造化マークアップによって得られるメリット

ホームページ制作の際に構造化マークアップを施すことで、Googleのロボットがホームページの内容を理解しやすくなることはお伝えしたとおりです。それでは、Googleのロボットがホームページの内容を理解しやすくなると、その結果、ホームページ集客にはどんなメリットがあるのでしょうか。
構造化マークアップは、主に次の3つのメリットをホームページにもたらしてくれます。

正しい検索結果にホームページが表示される

Googleがホームページの内容を正しく理解してくれることで、ホームページを所有する企業が狙っていたキーワードの検索結果に表示されます。特に最近はキーワードを入力しない検索(「日本一高い山は?」など)もよく利用されているため、そういった場合にも正しく表示してくれます。
例えば、先ほどのポリー・ハッターについて記載したホームページがあっても、Googleのロボットがそれを本に関する内容と理解していなければ、「小説 おすすめ」などのキーワードで検索された場合に表示されません。

リッチスニペットが期待できる

リッチスニペットとは、検索結果画面に表示される次のような情報のことです。

このように、パンくずリストが表示されたり、価格が掲載されたり、レビューの五つ星がついたりと、リッチスニペットには様々な種類があります。要するに、普通の検索結果ではなく、ユーザーがクリックしたくなるような情報が豊富(リッチ)に記載された検索結果(スニペット)のことです。
構造化マークアップでホームページの情報をGoogleが正しく理解することで、通常のスニペットとは異なるリッチスニペットを表示してくれるため、その分クリック率が向上します。

将来的には検索順位の向上にも

最後に、構造化マークアップは、検索順位の向上にも役立つ可能性があります。
ここで「可能性がある」と少し濁したのは、Googleはこれまでに「構造化マークアップは検索順位に影響しない」といっていましたが、最近になってGoogleのJohn Mueller氏は「長期的に見れば、検索順位の決定に利用するのは道理に合っている」とかなり前向きな発言をしています。
そのため、今はまだSEOに大きく影響するものではありませんが、将来的には、検索順位を決定する際の重要な要素になる可能性は高いと考えられます。

構造化マークアップによって検索順位が跳ね上がるものではない

ここまでお読みいただいて、構造化マークアップすごい!構造化マークアップがあれば集客できる!と思った方も多いと思いますが、同じくGoogleのJohn Mueller氏は「構造化マークアップによって順位が跳ね上がるものではない」とも発言しています。
内容があまり良くないホームページに構造化マークアップを施したとしても、直ちに検索順位が上がるものではありません。構造化マークアップを施していないが内容が良いホームページには、やはり敗れてしまいます。いつもと同じ締めくくり方になってしまいますが、ホームページの検索順位を向上させるためには、ユーザーにとって有益な情報を掲載し、その上で補完的要素として構造化マークアップを行うものと考えてください。

今回のまとめ

今回は、あえてソースコードを記載せず、例えだけで構造化マークアップを説明いたしました。自分でホームページを制作している方でない限り、詳しい技術的なことは置いておいて、構造化マークアップの定義とメリットについてだけ理解しておけば良いと思います。
あとは、ホームページ制作を依頼する際に、しっかりと構造化マークアップをおこなってくれるか否かを確認することを忘れないでください。まだまだ新しい定義なので、セマンティックウェブ・構造化マークアップに対応していない制作会社もたくさんあります。

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