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クラウドファンディングを活用してホームページを制作する方法
2019
.01.28
最近よく耳にするクラウドファンディング。芸能人や経済界の方々もたくさん取り組んでおり、新しい企業や開発のあり方として注目が集まっています。そして、このクラウドファンディングを活用して、ホームページを制作する例も少なくありません。
今回は、そんなクラウドファンディングを使ってホームページ制作を行うための方法と、その資金獲得率を上げるためのポイントをご紹介いたします。
【目次】
1.クラウドファンディングとは
2.クラウドファンディングでホームページの資金を調達する
3.クラウドファンディングで寄付を募りやすくする5つの方法
a.ホームページが必要な理由を明確にする
b.期待できる効果を明確にする
c.パトロンにとってのメリットを明確にする
d.地域貢献・社会貢献の視点も交える
e.視覚的に訴える
4.今回のまとめ
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて他人や組織に自身の目的を実現するための資金提供を募ることを指します。なお、クラウドファンディングという言葉は、群衆という意味の「crowd」と資金調達という意味の「funding」を組み合わせた造語と言われています。
これまでは、自身のアイデアやビジネスモデルを実現するためには、自己資金を貯めるか、金融機関からの融資を受けて先行投資を行うことが主流でした。しかし、このクラウドファンディングを活用することで、株式会社の公開会社でなくとも、手軽に寄付を募って目的の実現につなげられることができる点から注目が集まっています。
特に、ホームページやアプリなどのIT分野においては、このクラウドファンディングが積極的に活用されており、億単位の資金調達を実現している例も少なくありません。
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クラウドファンディングでホームページの資金を調達する
もちろん、ホームページ制作においてもクラウドファンディングを活用することは可能です。
その上で最も大切なのが、寄付を行うパトロンが「何のために寄付をするのか」をしっかりと感じられること。つまり、ただ単に企業がホームページを作りたいのでお金をくださいと言っても、パトロンがわざわざ身銭を切ってサポートする理由がありません。
あくまでも、パトロン自身や社会にとって有益であり、寄付をすることで何らかのメリットがあるようなホームページであることが重要です。そのため、たくさんの人の利用が見込まれるポータルサイトやECサイトでは、クラウドファンディングでの資金調達が成功しやすい傾向にあります。逆に、一般企業のコーポレートサイトや採用サイトを作るだけの場合は、なかなか資金が集まらないこともあります。
クラウドファンディングで寄付を募りやすくする5つの方法
クラウドファンディングは、基本的に文章やデータでパトロンを説得し、寄付に応じてもらう仕組みです。そのため、その説得方法で資金調達の効率は大きく変わります。
ここでは、クラウドファンディングでホームページ制作の資金を調達するにあたり、資金を獲得しやすくするための5つのポイントをご紹介します。
ホームページが必要な理由を明確にする
これから作ろうとするホームページが、なぜ必要なのかを丁寧に伝える必要があります。
世の中にまだない画期的なサービスなのか、誰かを救うことができるのか、そのホームページがなければどんなデメリットがあるのかなど、パトロンが「そんな良いホームページならぜひ応援したい」と思うような理由を伝えなければなりません。
例えば、日本中の喫煙所が探せるホームページを作る場合、喫煙者はどれくらいいるのか、喫煙所が見つからないことで起こる問題、タバコのポイ捨てが減ったりルール違反の喫煙が減るなどのメリットなど、今ある現状をしっかりと分析して伝えることが重要です。特に、市町村やJTなどが公開しているデータを活用して、根拠ある説得が行えれば、資金獲得率は飛躍的に向上します。
期待できる効果を明確にする
ここは当たり前のことですが、ホームページを制作した暁に、どれだけの効果が期待できるのかを明確に伝えることが大切です。
「絶対にみんなに使ってもらえるホームページです」「すごいものができます」では、さすがにパトロンも信用できません。公開から一定期間経過した時にどれくらいのアクセス数が見込めるのか、どれだけのページビューがあるのか、コンバージョンはどれくらいかなど、具体的な数値で効果を伝えましょう。また、その数値にどれだけの信憑性があるのかも求められますので、算出根拠や計算式もしっかりと公開してください。
パトロンにとってのメリットを明確にする
パトロンも、見返りなしで応援してくれることもありますが、その多くは、やはりお金を出す以上何らかの見返りがほしいはずです。
ホームページが実際に公開まで至った際は、寄付金額に応じて何らかのお返しをすることがクラウドファンディングの主流です。商品開発であればその商品を無料プレゼントするなど手軽にお返しができますが、ホームページのような形がないものは、何を返せば良いのか悩むかと思います。自社サービスの無料利用権など、無形のお礼を行うことができないかを考えてみてください。
地域貢献・社会貢献の視点も交える
クラウドファンディングは、地域貢献や社会貢献的な側面があるプロジェクトの方が、寄付が集まりやすい傾向にあります。やはり、経済的に余裕がある方は年齢層も高くなることが多く、年齢を重ねた分だけ地域への愛も深まります。
自社の利益だけを考えるのではなく、やはり特定の地域や社会に役立つホームページを制作する方が、資金調達が達成しやすくなります。しかし、それに合わせてプロジェクトを変えてしまうのも少し考え方が違いますので、意識しすぎないようにしてください。
作ろうとしているホームページともう一回向き合ってみて、地域に貢献できる要素はないかを考えてみてください。
視覚的に訴える
最後に、クラウドファンディングの説明文は、視覚的にも伝わりやすい構成にし、ぱっと見で目を引くようにしましょう。
クラウドファンディングを利用している企業は実にたくさんあり、ただ思いを書き綴っているだけでは、その想いは伝わりません。アイキャッチ画像にはプロジェクトの内容が一目でわかるような画像を設定し、説明文にもグラフや写真を交えながら、視覚的にもしっかりと訴求できる内容にしましょう。
やはり、ただ文章をダラダラと書いているプロジェクトは資金調達の達成率が低く、しっかりと作り込んで説得しているプロジェクトは、その想いも伝わり、達成率が高くなっています。
今回のまとめ
時代の流れか、クラウドファンディングを使ってホームページを作りたいというお客様が、弊社にもちらほら現れるようになりました。資金がないけど自分の頭の中にあるアイデアを形にしたいという企業に対して、世の中の人たちが協力しあって支援していくあり方は、すごく興味深く、大勢の想いが集まっているため熱量が違います。
せっかく良いホームページのイメージがあるのにそれを実現する手段がないと諦めている企業は、ぜひクラウドファンディングの活用を考えてみてください。