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ホームページのマーケティングにも活用したいカリギュラ効果
2020
.01.13
心理学の世界には、カリギュラ効果というものがあります。学術的には、心理的リアクタンスとも呼ばれ、マーケティングの世界でも活用されています。このカリギュラ効果を上手く活用することで、ホームページのマーケティングにおいても大きな集客効果をもたらすことができます。
今回は、そんなカリギュラ効果をホームページ制作に取り入れるためのポイントをおご紹介いたします。
心理学におけるカリギュラ効果とは
カリギュラ効果とは、1980年に米伊合作で製作された映画「カリギュラ」から取った名称であり、学術的には「心理的リアクタンス」と呼ばれています。このカリギュラ効果とは、何かを禁止されるほど、それをやってみたくなる心理現象のことです。
子供の頃から「触っちゃダメ」「食べてはいけません」と行動を禁止されるほど、触りたくなったり食べたくなったりした記憶がある方も多いと思います。これは、まさにカリギュラ効果による心理現象であり、人間は禁止されるほどその物事に対する欲求が高まっていきます。
このカリギュラ効果を上手く活用したマーケティングが雑誌などの「袋とじ」であり、隠されると買ってでも中を見たくなる人間の心理を上手く突いている例です。
ホームページ制作に活用するカリギュラ効果
このカリギュラ効果は、ホームページ制作にも活用することができます。
例えば、「ホームページから集客したくない方は読まないでください」「本当に痩せたい方だけ購入ください」などの禁止する文言を記載することで、ユーザーに購買心理を刺激することができます。
その他にも、あえて掲載する情報を限定し、会員登録やSNSでいいね!を押したユーザーでなければ見れない仕様を取り入れるのも、カリギュラ効果として有効です。
ユーザーに対して閲覧を禁止するようなメッセージを発信したり、物理的に見ることができないような仕組みを取り入れることで、カリギュラ効果が上手く働いて「意地でも見たい」という思いにさせることができます。
ホームページ制作にカリギュラ効果を活用する注意点
ホームページにカリギュラ効果を取り入れることでユーザーの購買心理を刺激することができますが、少し注意が必要です。
カリギュラ効果によって会員登録やSNSのいいね!という行動を取らせたとしても、それによって得ることができた対価が大したものでなければ、逆にユーザーに不満と不信感を抱かせてしまいます。また、目的の情報を得たユーザーは、会員登録やいいね!をすぐに解約してしまう可能性が高いため、それらを想定した工夫が必要です。
カリギュラ効果は、あくまでもユーザーに最初の行動を起こさせるきっかけになるものであり、その後のフォローやクロージングについてしっかりと考えておくことが重要です。
今回のまとめ
誰もが一度は経験したことがあるカリギュラ効果は、ホームページのマーケティングにおいても非常に有効です。あまり多用しすぎるとかえって胡散臭くなってしまいがちですが、重要なポイントに上手く取り入れることで、ユーザーの意欲を掻き立てることができます。