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今のホームページで大丈夫?Flashを使用したサイトの大きな落とし穴とは

2017
.12.03

アニメーションや音楽を用いて多彩な表現が可能なFlashは、ワクワクするようなホームページを制作できることで、長らくウェブコンテンツの主流でした。
しかし、現在においては特有の読み込み時間の長さやセキュリティの脆弱性などのデメリットから、Flashを使用したホームページは激減しています。
そこで今回は、Web制作の世界で時代遅れとなってしまった、Flashの問題点や利用すべきではない理由についてお伝えしていきます。

【目次】
1.そもそもFlashとは?
2.Flashを使用する4つのデメリット
 a.セキュリティの脆弱性
 b.読み込み時間が長い・動作が重い
 c.検索結果の上位表示(SEO)に弱い
 d.iOSデバイスで表示されない
3.今回のまとめ

1.そもそもFlashとは?

Flashとは、Adobe Systems社(旧Macromedia社)が開発・提供しているWeb用アニメーション作成ソフトと、そのソフトウェアで作成されたWebコンテンツのことを指します。

このFlashが登場する以前のインターネットの世界には、文字や画像のみで構成された静的なホームページやWebコンテンツしかありませんでした。そのような中で、アニメーションや音楽を用いて、人目を引くインパクトのある表現を可能としたFlashは、瞬く間にインターネットの世界に普及し、ホームページ制作においても広く活用されてきました。

最盛期は、全世界のあらゆる企業のホームページやメディアサイトで使用されたFlashですが、現在におけるWeb技術の発展やスマートフォンの爆発的な普及などが原因で衰退してしまい、「Flashが使用されているホームページは時代遅れ」とまで言われています。
しかし、なぜ最新のホームページ制作においてFlashが使用されなくなってしまったのか、ご存知の方はあまり多くないと思います。次の項目では、Flashを使用すべきではない理由をご紹介していきます。

2.Flashを使用する4つのデメリット

かつて一時代を築いたFlashですが、ホームページに使用してしまうと、次にご紹介する4つのデメリットがあります。

a.セキュリティの脆弱性

まず前提として、Flashをパソコンやスマートフォンのブラウザで再生するには、Adobe Flash Playerなどソフトがインストールされていることが必要です。
Flash再生ソフトの中でも最も利用されているAdobe Flash Playerですが、近年セキュリティホール(プログラム上の欠陥)が次々に発見され、ウィルスへの感染やハッキングなどサイバー攻撃を受ける危険性が非常に高まっています。
これに対し、開発・提供元であるAdobe Systems社は、Flashのセキュリティアップデートを行っていますが、サイバー攻撃を行うハッカーといたちごっこの状態が続いているのが現状です。

b.読み込み時間が長い・動作が重い

とあるホームページにアクセスすると、歯車のようなマークがぐるぐる回り、表示されるまで長時間待たされるといった経験が、皆さんも一度はあると思います。
初めてのアクセスであれば、どんなアニメーションが展開されるのだろうかと、ワクワクして待てるかもしれませんが、何度も訪れてくれるユーザーからは飽きられるだけでなく、ストレスの原因にもなりかねません。
加えて、閲覧しているユーザーのパソコンなどの端末が低スペックなものほど、Flashがもっさりとした動きで表示されるため、ユーザーを魅了するはずが、逆効果になっていることも考えられます。

c.検索結果の上位表示(SEO)に弱い

ホームページをより多くのユーザーに見てもらうには、GoogleやYahoo!などの検索結果の上位に表示されることが、とても重要です。
通常のhtmlで制作されたホームページであれば、検索エンジンが記述されているテキスト情報を読み取り、そのホームページの内容を適切に評価することができます。
しかし、Flashを主として制作されたホームページでは、検索エンジンがFlash内に表示されているテキスト情報を読み取ることができないため、内容を評価するどころか、把握することさえできません。
SEOを意識したホームページ制作を行うのであれば、Flashを使用することは、真っ先に選択肢から外れます。

d.iOSデバイスで表示されない

iPhoneやiPadなどiOSが搭載された端末では、Flash再生アプリをインストールしない限り標準で再生することができません。Flash使用のホームページを閲覧してもFlash部分が白いエラー画面として表示されてしまうので、せっかくアクセスされてもユーザーは離脱してしまいます。
現在の日本においては、iPhoneがスマートフォンシェアの約半数を占めているため、iOS搭載端末で正常に表示できないのは、大きな痛手です。
なお、iOSからのアクセスのみ別ページを表示させることは可能ですが、わざわざiOS向けのホームページを作らなければならないため、余分な手間や費用が掛かってしまいます。

3.今回のまとめ

Flashは、過去のホームページ制作において、優れたWebコンンテンツの作成ツールであったことは間違いありません。しかし、現在では先述したように様々なデメリットが存在するため、できる限りホームページ制作でFlashは使用しない方が得策です。
また、Flashのように動きのある表現が必要であれば、JavaScriptやHTML5を使用することで、同等以上の優れたアニメーションやエフェクトを作成することができます。
皆さんもホームページ制作会社を選ぶ際には、Flashを使用せずにWebコンテンツが作成可能か確認しておくことが大切です。

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