名古屋でホームページ制作を通じてWEB集客を支援する(株)オンカの「お知らせ・コラム」ページ

WEBやホームページと聞くと、何やらすごいものを想像する方がたくさんいます。あれもこれも、全部WEBの力で瞬く間に解決し、全ての悩みから解放される姿をイメージされがちですが、そう考えている方はもう少しWEBやホームページを勉強し、考え方を改める必要があります。
今回は、そんなWEBやホームページに関する実態と世間のイメージのズレについてお伝えいたします。

人は昔から未知の力を「万能」「全知全能」と思う傾向があります

人は昔から、超人的な力や未知のものに出くわしたとき、「万能」「全知全能」と崇め、その力を信じてきました。
例えば、古代ギリシャでは医療技術を神の力として崇拝し、中世のローマでは科学技術を悪魔的なものと恐れてきました。現代に生きる私たちは、医療も科学もある程度理解できていますが、当時の人類にとっては俄かに信じ難いものばかりであったため、神や悪魔の力だと思い込んでいました。
このように、自分の知識や経験を大きく凌駕するような技術を目の当たりにした時、人はそれを盲目的に過信してしまう生き物なのです。

WEBやホームページは万能なツールではありません

この現象に似たことが、現代のWEBやホームページでも起きています。WEBについての知見が少ない方は、「WEBはなんでも解決してくれる万能なもの」と思い込み、さまざまな無理難題を投げかけてきます。しかし、医療や化学に限界があるのと同じで、WEBという領域にも当然ながらできないことがたくさんあり、何もかも「ITの力でパパッと解決する」ことは不可能です。
他にも、「AI」「IoT」「デジタル」など、さまざまな技術に対してこのような思い込みが働き、過剰に期待しすぎている状態が散見されます。

WEBやホームページはこれまでの業務を少し便利にするツールです

WEBやホームページは確かに偉大な技術ですが、全てを叶える魔法のツールではなく、あくまでもこれまでの業務や作業を少しだけ便利にしてくれる程度のツールです。
例えば、テレアポや飛び込み営業を行っていた会社であれば、ホームページを制作してしっかりと運用していくことで、こちらからの営業なくとも顧客を獲得できるような体制を整備することができます。また、これまでは新聞やCMでしか広告を打てなかった会社は、リスティング広告やYouTube広告を打つことで、コストを削減しながら情報を届けたいユーザーだけに的確にアプローチすることができます。
このように、WEBやホームページは、「これまでアナログでもできていたことを、少し便利にするツール」であり、決して何でも叶えることができるツールではありません。WEBやホームページの可能性を知り、逆にできないことや限界点も知った上で、自社のビジネスに上手く活用していくことこそが、WEBマーケティングの本質です。

今回のまとめ

WEBやホームページは素晴らしいツールであることに間違いはなく、上手く活用することで会社を大きく成長させることができる強力なものです。だからといって過剰に期待しすぎるのも考えものです。
しっかりとWEBの守備範囲を理解した上で、自社のビジネスにどうやって取り入れていくのかを検討しましょう。