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デバイスごとの利用率から見るレスポンシブ対応の方向性
2017
.12.22
一昔前は、インターネットといえばパソコンで閲覧することが当たり前の時代でした。しかし、ご存知のとおり、現代においてはスマートフォンやタブレットの普及によって、様々なデバイス(端末)でインターネットを利用する方が現れました。中には、ゲーム機でインターネットを利用する方も増えています。
そんなデバイスが多様化した現代だからこそ、ホームページ制作を行う際に「どの反町に最適化させるのか」という視点は、重要な要素です。
そこで今回は、インターネット利用におけるデバイスごとの利用率から、最適化させるべきレスポンシブの方向性を見ていきましょう。
2012年から2016年にかけてのデバイスごとの利用率の変化
冒頭でお伝えしているとおり、私たちがインターネットを利用するデバイスは多様化しています。その代表格が、スマートフォン、パソコン、タブレットの3者です。
総務省が2017年に発表した「情報通信白書」によると、2012年時点でのインターネット利用反町の割合は、スマートフォンが59.4%、パソコンが32.5%、タブレットが2.4%でした。スマホが大多数を占め、パソコンがそれに続く形です。
4年後の2016年時点では、スマートフォンが62.3%、パソコンが25.5%、タブレットが7.4%と、スマホ独走状態にパソコンが続くといった形は変わりません。しかし、注目していただきたいのは、その伸び率です。スマートフォン利用率は7%のプラス、パソコンにいたっては27%%のマイナスなのに対し、タブレットは208%のプラスとなりました。絶対数こそまだ1割に満たない低い割合ですが、この伸び率からは目が離せません。
御社のレスポンシブデザインは本当に大丈夫ですか?
このように、インターネット利用デバイスの主役はパソコンではなくスマートフォンの時代となり、多くのホームページ制作会社においてレスポンシブデザインのホームページ制作が行われています。しかし、そのほとんどが、パソコンでもスマートフォンでもある程度綺麗に見れるというだけのものです。
今回ご紹介したタブレットの台頭を考えても、もうワンランク上のレスポンシブデザインに切り替えていくべきです。ホームページ制作の場において、「そのレスポンシブはタブレットにも対応していますか?」「AndroidとiOSに対応していますか?」「何種類の画面サイズに対応していますか?」と聞いてみてください。その答えとして、「全種類大丈夫」「ほとんど大丈夫」などという曖昧な回答がある場合は、適切なレスポンシブ対応を行なっていない可能性が高いので注意してください。正しいレスポンシブ対応を行う制作会社なら、「○種類のデバイス、○種類のOS、○種類のブラウザに対応します」と明確に答えてくれるはずです。
今回のまとめ
今回お伝えしたように、この数年でデバイスの利用率は大きく変化しています。それに伴い、ホームページ制作会社もレスポンシブ対応を進化させていくべきですが、それが行えていない制作会社がほとんどです。にもかかわらず、「うちはレスポンシブ対応です!」とだけPRしているため、お客様からはそれが適切なものなのか否かがわかりません。
ホームページ制作を以来する際は、この点を少し注意して見てみてくださいね。