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インターネットの闇「ダークウェブ」の正体とは?

2021
.05.28

インターネットは私たちの生活を非常に便利で豊かにしてくれます。ホームページを見て情報収集したり、ECサイトでオンラインショッピングを楽しんだりと、現代の生活にはなくてはならないインフラとなりました。
そんな便利なインターネットの世界には、少し怖いダークウェブという世界があるのをご存知でしょうか。
今回は、そんなインターネットの闇と呼ばれる「ダークウェブ」の正体をお伝えしていきます。

【目次】
1.インターネットの3層構造
2.ダークウェブってどんな世界?
3.ダークウェブはどんな用途で使われるのか?
a.麻薬取引・銃等の販売
b.身代金などの支払いサイト・犯罪行為の請負サイト
c.ランサムウェアやコンピュータウイルスの販売
d.個人情報等の掲示・取引
4.今回のまとめ

インターネットの3層構造

私たちは毎日のようにインターネットを利用していますが、実はインターネットの世界には私たちが目にすることのできない影の部分があるのです。
インターネットの世界は、「表層ウェブ(サーフェスウェブ)」と「深層ウェブ(ディープウェブ)」という二つの世界に分かれています。私たちが普段目にしているホームページやECサイトは、すべてこの表層ウェブの中にあります。一方、深層ウェブとは、Googleのクローラーなどが辿り着けないウェブ領域のことで、パスワード付きの会員ページや社内システム、クラウド領域などがこれにあたります。
なお、表層ウェブには約10億のホームページがあるのに対し、深層ウェブにはその500倍にあたる5000億のホームページがあると言われており、インターネットの世界は深層ウェブの方が圧倒的大多数を占めています。
そして、この深層ウェブの中には、さらに誰も到達することができない闇の世界である「ダークウェブ」という領域が存在します。
 

ダークウェブってどんな世界?

ダークウェブとは、特定のネットワークやアプリケーションでしかアクセスできないインターネット上の世界であり、GoogleやYahoo!などで検索してもヒットすることはありません。「Tor(The Onion Router)」というネットワーク規格・ブラウザを使用してアクセスすることでアクセスすることができます。ダークウェブに公開されているホームページのURlには「.onion」が使われており、Google Chromeなどのブラウザではアクセスすることができず、Torを使って閲覧する必要があります。
ダークウェブの世界では匿名性や追跡回避策が施されているため、表層ウェブでは載せられない違法なコンテンツが蔓延しており、ハッキングも日常茶飯事で行われているため、アクセスするだけでコンピュータ上の情報などを吸い取られてしまうことも珍しくありません。一般人が決して立ち入ってはいけない、言うなればインターネット上の危険地帯です。
ダークウェブと聞くと都市伝説や噂の類と思われがちですが、紛れもなく実在しており、誰でも必要な手順を踏めばアクセスすることができます。元々は、軍や政府の秘密情報をやり取りするために使われていた匿名性の高いインターネット領域でしたが、現在では、さまざまな犯罪に利用されています。

ダークウェブはどんな用途で使われるのか?

上述の通り、ダークウェブは様々な犯罪に利用されており、一般人は決してアクセスしてはいけません。
とは言っても、止められると知りたくなる気持ちもよくわかりますので、ここではダークウェブで実際に公開されているホームページをいくつか紹介します。この記事で見るだけにして、間違っても絶対にアクセスしないでください。

麻薬取引・銃等の販売

ダークウェブは警察の目に触れることがないないため、違法なドラッグや拳銃、人体や臓器などが販売されています。
ダークウェブ上では仮想通貨の隠し財布を作ることもでき、支払いは仮想通貨(ビットコイン)で行われます。

身代金などの支払いサイト・犯罪行為の請負サイト

ダークウェブの匿名性や追跡防止といった性質を利用して、身代金の支払いサイトなども設置されています。実際の誘拐やサイバー攻撃の身代金など、様々な身代金の支払いにダークウェブが利用されています。
また、中には暗殺の請負なども1000ドルから販売されていたりと、現実世界の犯罪とも密接につながっています。もちろん、支払いは仮想通貨で行われています。

ランサムウェアやコンピュータウイルスの販売

ダークウェブ上では、ランサムウェアやコンピュータウイルスなどが販売されていたり、これらのウイルスをDIYで作ることができるキットなども販売されています。
2018年1月に起きたコインチェックの仮想通貨ハッキング事件は、ダークウェブからのアクセスであると言われています。

個人情報等の掲示・取引

様々な人の個人情報やサイトのログイン情報(ID/PW)、クレジットカード情報などが晒され、販売されています。
犯罪組織は、ダークウェブ上でこうした違法なリストを入手して、実際の詐欺行為や不正確セスなどを行っています。

今回のまとめ

今回ご紹介したダークウェブは、怖い世界ではありますが、誰もが少し見てみたくなる世界かもしれません。しかし、面白半分でTorを使ってダークウェブにアクセスし、その結果、犯罪に巻き込まれるケースが少なくありません。
今回は、そんな犯罪に巻き込まれる方を減らすために記事にしてみましたが、この記事を読んで想像を膨らませるだけにしておいてください。

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