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ホームページは会社やスタッフの想い・思想を表現する場ではありません

2021
.06.06

ホームページ制作の中で、「うちの会社らしさを表現したい」「想いをしっかりと見せたい」といったご要望をいただくことがあります。もちろん、会社やスタッフの考えや雰囲気を伝えることは非常に大切ですが、それに偏りすぎるとホームページ本来の役割を果たすことができなくなってしまいます。
今回は、ホームページに会社やスタッフの想い・思想を表現することが適切ではない理由についてお伝えします。

もちろん会社の思想や雰囲気を伝えることは重要です

初めに断っておくと、ホームページ上で会社のカラーを打ち出すことは、全く問題ないどころか、非常に重要な戦略です。会社の思想や雰囲気は、他社との差別化にもつながりますし、コンテンツに訴求力が生まれます。
しかし、それが行き過ぎて、会社側のエゴになっている会社が少なくありません。
会社のターゲット層を明確化した上で、そのユーザーが求めている情報を整理し、その上で会社のカラーを伝えるべきであれば問題ありません。最も避けなければならないのは、「自社の雰囲気をもっと知ってもらいたい」という想いを持ってしまうと、ユーザーの購買心理からどんどん遠ざかっていき、最終的には社長やスタッフだけが満足するエゴが詰まったホームページになってしまいます。

ホームページ本来の役割は「集客」以上でも以下でもありません

ホームページを制作する目的をもう一度思い返してみてください。高いお金をかけてホームページを制作する最大の目的は、ほとんどの会社にとって「集客」であり、業績の向上を目指して制作するはずです。
ホームページ制作の目的が、集客なんてどうでも良いから、とにかく会社の雰囲気だけを伝えたいという場合や、採用ホームページの制作であれば、会社のカラーを伝えることに徹しても問題ありません。しかし、集客を目的としている場合は、会社側が伝えたいことではなく、ユーザーが知りたいことやGoogleの評価を受けやすい情報を記載していくべきです。
少し刺激的に聞こえるかもしれませんが、多少会社の想いと違っても、集客のために必要だから記載するコンテンツがあったり、本当は記載したいけど集客のために削るコンテンツがあっても全くおかしくありません。ホームページは会社の自己満足のメディアではなく、マーケティングであることをしっかりと肝に据えて制作を進めてきましょう。

用途に合わせて別のホームページやSNSなどを使い分けましょう

集客を考えるとホームページから削らなければならないコンテンツがあることはご理解いただけたと思いますが、それでも、どうしても記載したい情報がある場合もあると思います。
そういう場合にこそ、独自のメディアとしてのホームページをもう一つ制作したり、SNSやブログなどでカジュアルに発信していきましょう。集客に特化したホームページを制作し、そこでしっかりと見込客を獲得していき、会社の想いやスタッフの人柄が伝わるコンテンツ、関係者へのインタビュー記事、創業時から受け継がれてきた歴史などは、専用のホームページやSNSアカウントを立ち上げて、そこで運用していくことをお勧めします。
もちろん、こうした情報が集客において重要となるのであれば、ホームページ内にもある程度記載していくことは問題ありません。

今回のまとめ

今回お伝えしたような、会社のカラーを出しすぎない戦略は、なかなか受け入れられづらいと思います。多くの制作会社は、「会社の想いをしっかり反映したホームページ」が良いものだと思っていますし、それを売りにしてセールスしている制作会社も多数あります。
しかし、純粋なWEBマーケティングの観点から考えると、その考え方は間違っています。あくまでも会社の個性を残しつつ、集客を最優先に考えたホームページ制作こそが、本来あるべきWEBマーケティングの形だと思います。

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