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Googleがホームページを評価する指標「コアウェブバイタルズ」とは?
2022
.04.25

2021年6月16日にGoogleが導入したホームページの検索順位を決定する基準「コアウェブバイタルズ」はご存知でしょうか?コアウェブバイタルズには「LCP」「FID」「CLS」の3つの指標があり、コンテンツマーケティングの次に取り組まなくてはならないSEO対策だと言われます。
今回は、コアウェブバイタルズの基本知識としてLCP・FID・CLSが具体的に何を示している指標か紹介します。ホームページの運用担当者の方はぜひ、参考にしてみてください。
LCPの定義
LCPとは、「最大コンテンツの描画」という意味のLargest Contentful Paintの頭文字をとった名称で、サイト内の画像や動画、コンテンツブロックなどのうち最大サイズのコンテンツが表示されるまでの時間を示しています。
LCPが良好の場合は、ホームページにアクセスした際に最も目立つコンテンツが表示されるため、ユーザーは「正しくアクセスできている」と認識することができます。当然ですが時間が短ければ短いほど良いとされ、2.5秒未満の場合は良好、4秒以上の場合は不良のため改善すべきだと言えます。
改善方法については、「ホームページの評価を左右するコアウェブバイタルにおける「LCP」を高める3つの方法」の記事に詳しく紹介していますので、ぜひご参考ください。
FIDの定義
FIDとは、「初回入力遅延」という意味でのFirst Input Delayの頭文字をとった名称で、ユーザーがサイトに訪れて初めて行ったクリックや入力などの操作に対するホームページの反応までの時間を示しています。なお、操作にはスクロールやズームは含まれません。
FIDが良好の場合は、ホームページを閲覧した際に初めて行った操作にホームページが素早く反応するため、ユーザーに対して「インタラクティブ性が高い」と印象づけることができます。100ミリ秒未満の場合は良好、300ミリ秒以上の場合は不良のため改善すべきだと言えます。
JavaScriptが大量に実行されるホームページはFIDが低下してしまうため、JavaScriptの量を減らすか処理方法を変更するなどの対策を行いましょう。
CLSの定義
CLSとは、「累積レイアウト変更」という意味でのCumulative Layout Shiftの頭文字をとった名称で、ユーザーがホームページにアクセスしてから画像やテキストなどのコンテンツすべて表示されるまでにレイアウトの崩れがどれくらい起きるかを示しています。
CLSが良好の場合は、ホームページが表示されきる前にユーザがボタンをクリックしても正しく実行されますが、不良の場合、クリックした箇所に実は別のボタンが設置されていたら別の内容が実行されるということが起きてしまいます。評価スコアは0〜1で、0.1未満が良好、0.25以上は不良のため改善すべきだと言えます。
CLSを低下させている主な要因である画像や動画、動的コンテンツはレイアウトが崩れないようにサイズや領域を指定し、Webフォントは読み込みを最適化する記述を行いましょう。
今回のまとめ
今回は、コアウェブバイタルズの3つの指標であるLCP・FID・CLSの定義について紹介しました。それぞれの指標を良好な状態に保たなければ、どれほどにコンテンツマーティングを行っても、SEO効果を高めることができません。これら3つの指標は、GoogleSearchConsoleやPageSpeedInsight、LightHouseなどのGoogleが提供しているツールで確認することができますので、まずは自社のホームページがどのような数値になっているかぜひ、確認してみてください。