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ホームページ担当者多くは、GA4を利用してホームページを分析する機会が多いことかと思います。
ホームページ全体のアクセス数やユーザー数、エンゲージメント時間、コンバージョン数などは、GA4のホーム画面・レポート画面から確認することができますが、より詳細な分析を行うためには探索レポート機能を利用する必要があります。探索レポート機能は「指標」と呼ばれる項目を設定することで利用することができますが、その数はデフォルトで151種類もあるため、GA4利用者の多くはそのほとんどを理解することができていないかと思います。
そこで今回は、GA4の探索レポート機能を利用する上で覚えておきたい代表的な指標を紹介します。

イベント関連の指標

ここでは、イベント関連の代表的な指標「イベント数」「コンバージョン数」「初回訪問」を紹介します。

イベント数

イベントの発生回数のことです。代表的なイベントには、ページの閲覧数やスクロール回数、クリック数、ダウンロード数などがあります。

コンバージョン数

GA4のイベントに設定されている項目のうち、コンバージョンとして設定されたイベントの発生回数のことです。
画像赤枠のとおり、画面左側のタブ「設定」をクリックした後「コンバージョンとしてマークを付ける」を選択することで、イベントをコンバージョンとして設定することができます。

初回訪問

ホームページにはじめて訪れたユーザーの数のことで、イベント「first_visit」の数値が表示されています。

セッション関連の指標

ここでは、セッション関連の代表的な指標「セッション数」「エンゲージのあったセッション数」「エンゲージメント率」「直帰率」を紹介します。

セッション数

新規・リピートを問わず、ユーザーがホームページに訪れた回数のことです。イベント「Session_start」の数値をセッションとして表示しています。

エンゲージのあったセッション数

全体のセッション数のうち、エンゲージメントがあったセッション数のことです。Googleは、「サイトやアプリに対するユーザーの操作」をエンゲージメントと定義しており、具体的には以下の3つです。

ユーザーが10秒以上ホームページに滞在する
コンバージョンイベントが発生する
ユーザーが1セッションで2ページ以上を閲覧する

エンゲージメント率

全体のセッション数のうち、「エンゲージメントのあったセッション数」の割合のことです。「エンゲージメントのあったセッション数÷セッション数」で計算することができます。

直帰率

全体のセッションのうち、エンゲージメントを得ていないセッション数のことです。「1-エンゲージメント率」で計算することができます。

ユーザー関連の指標

ここでは、ユーザー関連の代表的な指標「新しいユーザー」「リピーター」「ユーザーの合計数」「ユーザーエンゲージメント」「ユーザーコンバージョン率」を紹介します。

新しいユーザー

ホームページにはじめて訪れたユーザーの数のことで、イベント「first_visit」の数値が表示されています。前述の「初回訪問」とは異なり、アプリの起動回数もあわせて表示することができます。

リピーター

過去2年以内に2回以上ホームページに訪れたユーザー数のことです。

ユーザーの合計数

新規・リピートを問わず、ホームページに訪れたユーザー数のことです。

ユーザーエンゲージメント

ユーザーがホームページを閲覧した時間のことです。ユーザーがホームページにアクセスしてもブラウザが非表示になっている場合、ユーザーエンゲージメントは計測されません。

ユーザーコンバージョン率

ホームページに訪れたユーザーのうち、コンバージョンに至ったユーザーの割合のことです。
「コンバージョンしたユーザー数÷ユーザーの合計数」で計算することができます。

Google広告関連の指標

ここでは、Google広告関連の代表的な指標「Google広告のクリック数」「Google広告のクリック単価」を紹介します。

Google広告のクリック数

ユーザーがGoogle広告をクリックしてホームページに訪れた回数のことで、イベント「ad_click」の数値を表示しています。

Google広告のクリック単価

Google広告1クリックあたりの平均単価のことです。

今回のまとめ

今回のブログを読むことで、GA4の探索レポート機能で使用する代表的な指標を理解することができたかと思います。
GA4は、ホームページ以外の分析ツールとしても利用されており、アプリやYou Tube専用の指標も多数ありますが、本ブログではホームページの分析に使用することができる指標のみを紹介しました。これらの指標を正しく理解してGA4を利用することで、より高度な分析を行うことができるようになり、それがホームページの改善に繋がっていきます。すべての指標をいきなり丸暗記するのは現実的ではありませんので、指標を一つひとつ使用しながら少しずつ覚えていきましょう。