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シズル感のあるホームページをデザインするポイント
2023
.04.10
ホームページ制作業界や印刷業界、広告業界で働いている方であれば、シズル感という言葉を何度も耳にしたことがあるのではないでしょうか。飲食店や食品メーカー等のホームページを制作する際は、ユーザーの食欲や購買意欲が高まるように、シズル感を意識してデザインすることが求められます。そこで今回は、シズル感のあるホームページをデザインするポイントを4つご紹介します。
【目次】
1. シズル感とは
2. シズル感のあるホームページをデザインするポイント
a.光源を意識して撮影する
b.写真を明るさや色味を補正する
c.食品の温度感を感じさせる
d.食品の旨味ポイントを最大限にアピールする
3.今回のまとめ
シズル感とは
シズル感とは、肉を焼く際にジュージューと音を立てる様子や肉汁が滴る様子を表すsizzleという英語が語源となっており、ユーザーの視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚といった五感を刺激する様子を指す言葉です。ホームページにおいては、ユーザーに「美味しそう」「食べてみたい」と感じさせるデザインで制作することにより、コンバージョンや来店に繋がります。ホームページを見ただけで匂いや香り、味等を想像できるように、次項でご紹介するようなポイントを意識したデザインで制作しましょう。
シズル感のあるホームページをデザインするポイント
本項では、シズル感のあるデザインを行うためのポイントを4つご紹介します。
光源を意識して撮影する
食品の撮影は、光源によって見え方が大きく異なります。蛍光灯などの青みが強い光源下での撮影は避け、自然光もしくは暖色系のライトのもとで撮影を行いましょう。
また、全体的に明るい場所で撮影した写真は開放感や柔らかい印象が感じられ、食品のみにライトを当てて撮影した写真は高級感やクールな印象が感じられます。ホームページを制作する際は、ユーザーに与えたい印象や店舗・企業のブランディングに合わせたライティング方法で撮影した写真を使用することをお勧めします。
写真を明るさや色味を補正する
ホームページで使用する写真は、明るさや色味を補正しましょう。補正することにより、より実物に近い雰囲気を醸し出すことができるほか、より一層、新鮮さや美味しさをユーザーに感じさせることが可能です。また、補正の際もユーザーに与えたいイメージに合わせてコントラストの数値や色味を調整しましょう。
食品の温度感を感じさせる
食品の温度感は、ユーザーの五感を刺激する上で非常に重要なポイントです。ホームページを見ただけで食品の温度感が感じられるような工夫を施しましょう。
温かい食品
ラーメンやうどん、ステーキ等の温かい食品の写真には、加工で湯気を足しましょう。また、ホームページ全体で温かさが感じられるように暖色系の配色を行いましょう。
冷たい食品
冷たいドリンクやアイスクリーム、果物等の食品には撮影時に霧吹きで水を吹きかけたり、加工で雫を追加するなどの工夫を施しましょう。また、ホームページをデザインする際は、寒色系の色味や、食品の色に合わせた色を使用することをお勧めします。
食品の旨味ポイントを最大限にアピールする
実物が目の前になくても「美味しそう」と感じさせるためには、以下のように食品の旨味ポイントを最大限にアピールしたデザインで制作しましょう。
チーズやソースを使用した食品
チーズを伸ばしたり、ソースを垂らす。
具材が重なっていたり、中身が詰まっている食品
カットして断面を見せる。
揚げ物
揚げている様子の写真を使用する。
食材にこだわった食品
食品の周りに食材を置いた写真を使用する。
今回のまとめ
飲食店や食品メーカー等のホームページは、ユーザーに対して食品の魅力を最大限に伝えるために、シズル感のあるデザインを意識して制作しましょう。そのためには、食品の旨味ポイントを最大限にアピールした方法で撮影し、色味や温度感が伝わるような加工を施すと良いでしょう。
また、今回ご紹介したポイントはホームページ制作時だけでなく、Instagram等のSNS用投稿画像やパンフレット、ポスターのデザインでも活用することが可能です。
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