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デザイン初心者でも資料が綺麗に見えるデザインのコツ
2023
.09.22
社内外で使用するパワーポイントや配布資料などを制作する際に、テンプレートにありそうなデザインになってしまったり、何となく内容が伝わりづらいデザインになってしまったと感じたことはありませんか?誰が見ても理解しやすく、素人感を感じないデザインで資料を制作するために必要なものは、センスや経験ではなく、デザインに関する簡単な知識です。今回は、デザイン初心者でも資料が綺麗に見えるデザインのコツを6つご紹介します。
【目次】
1. 色数を増やしすぎない
2. 余白を適切に活用する
3. 写真や画像の比率を変えずに使用する
4. 過度な装飾は避け、可読性を高める
5. 要素を囲みすぎない
6. 長々と語りすぎない
7. 今回のまとめ
色数を増やしすぎない
デザイン初心者からすると配色は、非常にハードルの高いことのように思えますが、資料を制作する前に、背景に使用するベースカラー、資料のテーマカラーとなるメインカラー、主張したい箇所に使用するアクセントカラーの3つを用意するだけで、まとまりのある資料を制作することが可能です。世の中にはあえて複数の色を同じ配分で使用しているポップなデザインもありますが、デザインに慣れていない方は、資料にまとまりを持たせるために、使用するカラーは基本3色と覚えておくと良いでしょう。
また、情報を比較するためについ色数を増やしがちな傾向にありますが、そのような場合は異なる色を使用するのではなく、使用している色の明度や彩度を変更して使用すると、まとまりのある印象を保ったまま色数を増やすことが可能です。
なお、配色に迷った場合は配色ツールを活用すると良いでしょう。配色ツールについては、以下の記事をご覧ください。
余白を適切に活用する
資料を制作する際に、余白を意識したことはありますか?関連のあるコンテンツ間は余白を狭めに、関連のないコンテンツ間は余白を広めに設けることにより、情報をグループ化することが可能です。なお、余白を活用する際は、コンテンツ間の余白よりも行間や文字間の方が広くなってしまわないように注意しましょう。
詳しい余白の知識については、以下の記事をご覧ください。
写真や画像の比率を変えずに使用する
写真や画像のサイズを変更する際に、元の比率を変えてしまっていることはありませんか?比率を保ったままトリミングを行ったのであれば問題はありませんが、比率を保たずに画像サイズを変更してしまうと、被写体が歪んでしまい、違和感を感じる画像となってしまいます。サイズを変更する場合は、縦横比を保ったままトリミングを行うよう心がけましょう。
過度な装飾は避け、可読性を高める
資料をおしゃれにしようとして変わった書体のフォントを使用したり、装飾を乱用してしまったことはありませんか?見慣れないフォントや装飾は、誘目性を高める必要があるようなポスター等には効果的ですが、パワーポイントや配布資料では可読性の低下に繋がってしまうおそれがあるため不向きです。見やすさや読みやすさを意識して、シンプルで読みやすいフォントを使用し、過度な装飾を避けることをお勧めします。
可読性を高めるための知識については、以下の記事をご覧ください。
WEBデザイン制作時に気をつけたい文字の可読性を上げる5つのポイント
WEBデザインに利用できる可読性の高いフォント6選
要素を囲みすぎない
コンテンツをグループ化したい時にデザイン初心者は、四角で囲ったデザインを乱用してしまう傾向にあります。コンテンツを何重にも囲みすぎてしまうと、中の要素の面積がどんどん小さくなってしまい、結果的に見づらいデザインとなってしまいます。コンテンツの区切り目をはっきりさせたい場合は、前述でお伝えしたような余白のほか、区切り線を用いるなどして、コンテンツを囲みすぎないよう意識しましょう。
長々と語りすぎない
プレゼンを行う際に使用する資料は、情報を取捨選択し、箇条書きや短い文章で見せることをお勧めします。伝えたい情報を全て記載してしまうと、プレゼン中に傍聴者が資料の文章を読んでしまい、話が頭に入ってこないほか、情報量が多く非常に見づらい資料となってしまうおそれがあります。プレゼン内容を漏れなく伝えたい場合は、プレゼン後に詳細を記載した別資料を配布すると良いでしょう。
今回のまとめ
デザインと全く関係のない職業の方でも、働く上でプレゼン資料や配布資料を制作するタイミングは多々あるかと思います。センスや経験がなくても、今回ご紹介した内容を覚えておくだけで、見やすく読みやすい資料を制作することが可能です。配色やグルーピングの方法を活用し、誰が見ても分かりやすい資料を制作しましょう。