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SGEの登場による検索体験の変化を踏まえて今後のSEO対策について考察します

2025
.02.27

SGEの登場による検索体験の変化を踏まえて今後のSEO対策について考察します

2023年から検索エンジンに「SGE(Search Generative Experience)」が導入されたことによって、ユーザーはキーワードを入力した際、検索結果に並ぶリンクをクリックすることなく、AIが瞬時に出力する回答を閲覧できるようになりました。
SGEの登場によって検索エンジンの使われ方やユーザーの検索体験が劇的に変化し、ホームページを運用する上でのSEO対策にも大きな影響が生じています。そこで本記事では、SGEの登場によって生じた検索エンジンの変化や今後のSEO対策の方向性について解説します。

SGEについて

SGEとは、検索エンジンに任意のキーワードを入力した際にAIが回答を自動で生成する機能です。例えば、検索エンジンに「SDGsとは」と入力した場合、画像のようにAIによる回答が表示されます。


従来の検索エンジンでは、入力したキーワードに対して複数のサイトが検索結果上に表示され、ユーザーは気になるリンクをクリックして情報を閲覧するという流れでした。しかし、SGEが実装された2023年からは、特定のキーワードについてAIが回答を出力するため、ユーザーがすぐに情報を確認することができるようになりました。

SGEにまつわる機能の名称や画面の見方など基本的な情報については、こちらの記事でまとめていますので、あわせて確認ください。
関連記事:SGEの導入によってGoogleの検索エンジンはどのように変化したのか

一部のキーワードには対応していない

2025年1月現在、すべての検索キーワードに対して、AIによる回答が出力される訳ではありません。例えば、「クッキー 焼き方」などレシピに関するキーワードや、「月 満ち欠け」など月に関するキーワードといった一部のキーワードについては、SGEによる回答が表示されません。

YMYLに関する検索キーワードの場合は注意事項が表示される

人々の健康や経済面に大きな影響を与えるYMYLに関するキーワードの場合は、この画像のように注意事項が表示されます。

SGEの活用方法について

SGEの導入によって、検索エンジンに気になるキーワードを入力することで瞬時にAIに回答を出力させることができるため、情報収集を行うスピードが格段に早くなりました。
例えば、SEO対策についてどのような施策があるかを調査する際、従来であれば「SEO対策 とは」などと検索し、検索結果上に表示されたサイトを複数ページ確認する必要がありました。
しかし、SGEの導入によって、AIが瞬時に回答を出力するため、リンクをクリックすることなく情報を確認できたり、参考サイトのリンクも添付されているため、あわせて情報を深掘りすることも可能です。

SGEの活用方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているため、あわせて確認ください。
関連記事:Googleの生成AI機能 SGEの活用方法

今後のSEO対策について

SGEが導入されたことによって、特定のキーワードを除き、検索結果画面の一番上部にはSGEによる回答が表示されるようになりました。つまり、たとえ検索順位1位を獲得できているサイトでも検索エンジンの一番上部に表示されず、ユーザーの目に留まりにくくなり、多少なりともアクセス数が減少してしまったと考えられます。
そのため、これまでSEOに注力してホームページを運用してきた方で、SEOの将来性について懸念される方が少なくないかと思われます。そこで本節では、今後のSEGの登場を踏まえて今後取り組むべきSEO対策の方向性について考察します。

一般的な内容を記載したコンテンツの価値が下がります

SGEは、AIがインターネット上の情報を収集し、カスタマイズした上で回答を生成します。2025年1月現在、SGEがどのような規則で情報を収集しているかは明確になっていないものの、出力される回答はあくまで一般的な内容であることが多く、具体的な経験や体験に関する情報を提供することはできません。
そのため、一般的な内容しか記載されていないコンテンツや他サイトに掲載されている内容をまとめただけのコンテンツの価値は、今まで以上に低下することが考えられます。

コンテンツの独自性がますます重要視される

今後のホームページ運用においては、これまで以上にオリジナリティが必要とされることが想定されます。SGEによる回答では満たすことができないユーザーのニーズに応えることができるよう、「お客様の声」「社員インタビュー」「ブランドコンセプト」「著者情報の紹介」など独自の要素を意識してコンテンツを作成することが大切です。
また、先述したとおり、一般的な内容だけを掲載したコンテンツの価値は下がるものの、独自の内容だけを記載した場合はコンテンツとしての網羅性が低くなってしまいます。そのため、一般的な内容にも触れつつ、上記で挙げたようなオリジナルの内容を加えたコンテンツの作成を意識しましょう。

SGEによる回答が100%正確とは限らない

SGEは、あくまでAIによる回答であるため、その精度が100%正しいというわけではありません。そもそも出力される回答が間違っているというケースも多分にあり、Googleもこれを認めています。
(これはSGEに限った話ではありませんが)情報を検索する際は、SGEの回答のみを鵜呑みにするわけではなく、重要な情報は一次情報を探すようにしましょう。

こちらの記事では、より詳しくSGEのメリット・デメリットも踏まえた上でSGEの活用について解説しているので、あわせて参考ください。
関連記事:SGEの登場でホームページのSEO対策は終わるのか?

今回のまとめ

本記事ではSGEの登場によって検索エンジンがどのように変化したのか、また、今後のSEO対策の方向性について解説しました。
SGEの登場によって、ユーザーは情報収集を行うスピードが格段に上昇しました。一方で、サイト運営者の観点では、検索順位1位を獲得した場合でも検索結果の一番上部に表示されなくなったため、今後のSEO対策の方向性を懸念される方が少なくありません。
本記事で解説したとおり、SGEによる回答はまだまだ十分ではない部分が多く、SGEだけでは満たすことができないユーザーのニーズを満たすことが今後は重要視されます。具体的には、「お客様の声」「社員インタビュー」といったオリジナルの情報を踏まえた上で、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成することが大切であると考えられます。

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

T.T.

建設会社で施工管理として勤務後、フリーランスでコンテンツマーケティングを請け負い、WEBライターとして活動。株式会社オンカに入社後は、WEBマーケティングに関する知見を活かし、WEBディレクターとして幅広い顧客のホームページ制作に携わる。

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