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バックリンク・発リンク・内部リンクがホームページのSEO対策に与える影響

2019
.01.24

ホームページ集客、SEO対策には、リンクが大切だという話を耳にしたことがある方も多いかと思います。しかし、その言葉だけを真に受けて、大量のバックリンク(被リンク)を獲得したり、ホームページ内にリンク集ページを作成したりした結果、かえって検索順位を落としてしまったという企業も少なくありません。
今回は、そんなバックリンク・発リンク・内部リンクがホームページのSEO対策に与える影響を、基本的な部分から解説していきます。

【目次】
1.なぜホームページにリンクが必要なのか
2.SEO対策のための3種類のリンク
3.SEO対策に効果的なバックリンク
 a.リンク元の質
 b.リンク元のコンテンツ内容
 c.バックリンクの数
 d.SNSなどからのバックリンク
 e.ペナルティを受けるバックリンク
4.SEO対策に効果的な発リンク
 a.リンク先の質
 b.リンク先のコンテンツ内容
 c.発リンクの数
 d.ペナルティを受ける発リンク
5.SEO対策に効果的な内部リンクの重要性
6.今回のまとめ

なぜホームページにリンクが必要なのか

まず、意外と知られていないのですが、なぜホームページのSEO対策にはリンクが必要なのでしょうか。言い換えれば、なぜGoogleは、ホームページの良し悪しを判断する際に、リンクの内容を見ているのでしょうか。
Googleは、ホームページを評価する際に、そこに書かれたコンテンツの内容を理解しています。一昔前は、キーワードの数や比率などだけでコンテンツの内容を判断していましたが、今はランクブレインというアルゴリズムの出現により、極めて人間に近い感覚でコンテンツの内容を把握できるようになりました。
しかし、コンテンツの内容を理解できるようになったとはいえ、コンテンツの内容が正しいのか間違っているのか、どれだけ専門的な内容なのかまでは判断できません。そこで、リンクという考え方ができました。リンクがたくさん集まるホームページは、他のホームページから参照されたり引用されている証であり、こういったホームページは内容の整合性や専門性が高いものとGoogleはみなします。

SEO対策のための3種類のリンク

そんなコンテンツの質を判断する上で重要なリンクですが、その種類は、主に3つに分けられます。
まず一つ目は、他のホームページが自社サイトへのリンクを張る「バックリンク(被リンク)」です。このバックリンクは、他のホームページから自社ホームページが好評価されているという証であり、最もSEO効果が高まります。
次に、自社ホームページから他のホームページへのリンクを張る「発リンク」です。Googleは、良いコンテンツは他の良いコンテンツを参照していることが多いはずだと考えており、関連性の高いホームページへの発リンクがあることで、自社ホームページのSEO効果も向上します。
最後に、自社ホームページ内の他のページへリンクを張る「内部リンク」があります。内部リンクを張るだけでSEO効果があるわけではないのですが、それぞれのページをリンクで結びつけることにより、Googleがホームページ構造を理解しやすくなり、間接的にSEO効果があります。

SEO対策に効果的なバックリンク

SEO対策を効果的に進め、Googleからペナルティを受けないようにするには、ただ闇雲にバックリンクを集めるのではなく、質の良いバックリンクだけを獲得することが重要です。
 
関連記事:SEO HACKS「被リンクとは」
関連記事:名古屋のホームページ制作・WEB集客なら株式会社オンカ「Googleの検索アルゴリズム(SEO)解読リスト【2019年最新版】」

リンク元の質

バックリンクはどのホームページから獲得しても同じと言うものではなく、リンク元のホームページの質が重要です。
Googleからの評価が高いホームページ(検索順位が高いホームページ)や、業界の誰もが思い浮かぶような有名な企業や組織のホームページからのバックリンクを獲得しましょう。また、ドメインエイジ(ドメイン取得からの年月)が古いホームページからのバックリンクも、SEO効果が高まります。

リンク元のコンテンツ内容

リンク元のコンテンツの内容次第で、バックリンクの質の評価を左右します。
リンク元のホームページに、自社ホームページのコンテンツと関係が深い内容が書かれていれば、互いに情報を補い合う良い関係のリンクとみなされ、SEO効果が高まります。

バックリンクの数

バックリンクは、確かにたくさん獲得することでSEO効果が増しますが、ただ数を集めれば良いというものではありません。
上述のようなリンク元の質やコンテンツ内容を加味して、質の高いバックリンクだけを集めましょう。質の低いリンク元からのバックリンクを100集めるよりも、質の高いリンク元からのバックリンクを1つ獲得する方が、何倍も効果的です。また、同一のドメインやIPアドレスからのバックリンクを増やすのではなく、異なる先からのバックリンクを増やすことで、SEO効果はさらに高まります。

SNSなどからのバックリンク

SNSなどからのバックリンクは、今のところSEO効果はありません。どれだけ獲得しても、検索順位が向上することはありません。
ただし、自社ホームページがSNSで拡散されることで、ホームページのアクセス数が増えることは考えられます。

ペナルティを受けるバックリンク

バックリンクは、その内容次第でスパム判定やペナルティを行ける可能性を孕んでいます。バックリンクの質には、十分に注意して、定期的に確認するようにしてください。
自社ホームページと関連性の低いホームページからのバックリンクや、コンテンツの品質が低いホームページからのバックリンクは、かえってSEO効果を下げてしまうことも少なくありません。
特に、バックリンクを売買したり、互いのSEO対策のために相互リンクを張ったり、口コミサイトや掲示板サイトを使って作為的にバックリンクを増やす行為は、ペナルティを受ける可能性が極めて高いため絶対にやめましょう。

SEO対策に効果的な発リンク

発リンクもバックリンク同様にSEO効果があることは、意外と知られていません。コンテンツ内に自社ホームページの評価が向上するような発リンクを含めることで、コンテンツの品質向上を狙うことができ、SEO効果が期待できます。

リンク先の質

Googleは、質の高いページは、質の高いページへの発リンクが多いと判断しています。
そのため、リンク先ページの質が高く、ページランクが高いほど、SEO効果が高まります。ただし、発リンクはバックリンクほどリンク先の質が重要視されていませんので、過度に気にしすぎることはありません。

リンク先のコンテンツ内容

発リンクの場合もバックリンクと同様に、リンク先のコンテンツの内容次第で、発リンクの質の評価を左右します。
リンク先のホームページに、自社ホームページのコンテンツと関係が深い内容が書かれていれば、互いに情報を補い合う良い関係のリンクとみなされ、SEO効果が高まります。

発リンクの数

ページ内に存在する発リンクの数は、適量で抑えた方がSEO効果が高まります。
この「適量」が非常に難しいラインですが、そもそも発リンクとは、あくまでも自社ページのコンテンツで情報を完結させ、その補足として外部のホームページへ発リンクを張るものです。そのため、発リンクの数は5から多くても10くらいにとどめておくことが無難です。
 
関連記事:SEOラボ「発リンク数のチェック方法とSEOペナルティについて」

ペナルティを受ける発リンク

発リンクはバックリンクほどペナルティを受けにくい傾向にあります。
しかし、自社ホームページと関連性が低いページばかりに発リンクを張っていると、スパム目的のページと判断されてペナルティを受けることがあります。
また、発リンクがあまりに多いページは、それだけ外部の情報に頼りすぎている証でもあり、情報量が少ないページと認識されます。発リンクが多いと、こちらもスパム目的のページと判断されてペナルティを受ける恐れがあります。
なお、アフィリエイトへの発リンクはSEO効果がなく、スパムサイトへの初リンクはペナルティを受けることがあります。必ず、自社ホームページと関連性が高いページのみにとどめておきましょう。

SEO対策に効果的な内部リンク

質の高いバックリンクや発リンクは、SEO対策に有効ですが、実は自社ホームページ内でリンクを張る内部リンクにもSEO効果があります。
内部リンクを張ることで、自社ホームページ内における該当ページの重要性を示すことができるため、SEO効果が期待できます。多くの内部リンクが張られているページは、自社ホームページの中でも重要な位置付けだと判断されるのです。
また、ページランクが高いページから内部リンクを張ることで、ページランクが低いページにページランクを受け渡すことができ、自社ホームページのページランクを総合的に底上げすることができます。

なお、基本的に内部リンクがSEOに悪影響を与えることはありません。
 
関連記事:SEOラボ「内部リンクとは?内部リンクを最適化するためのポイントについて」

今回のまとめ

SEO対策においてリンクが重要なことはすでに周知の事実ですが、その細かい内容や、発リンクや内部リンクの重要性までをしっかりと理解できている企業は多くありません。また、SEO対策のためにリンクビルディングを行なっているにも関わらず、そのリンクの質が悪いためにかえってSEIO効果を落としているホームページも少なくありません。
今一度、本記事に則って自社ホームページのリンクを見直してみてください。

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