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ドメインがホームページのSEO対策に与える影響
2020
.03.15
Googleは、ホームページの検索順位を決定する際に、約200項目にものぼる要素を判断基準としており、ドメインもこの判断基準の一つです。
ドメインに関する正しい知識をつけて、SEO対策への影響を把握することで、Googleからの予期せぬペナルティを回避することができます。
そこで今回は、ドメインの基礎知識とドメインがホームページに与える影響を説明していきます。
ホームページにおけるドメインの役割
ドメインは、インターネット上に存在する無数のホームページを識別するための住所のような役割を果たしています。URLと混同されがちですが、ドメインはあくまでもURLを構成する要素の一つであり、ドメインやプロトコル、ディレクトリなどで形成されたものの総称をURLと呼びます。
インターネット上に同じドメインが2つ以上存在してしまうと、目的のホームページに到達することができなくなるため、ドメインは世界で一つしか存在することができません。
短いドメインは、ユーザーに覚えてもらいやすく、多くの企業が取得しようとするため、欲しいドメインがあっても取得できない可能性があります。そのような際には、ドメイン名に英単語を一つ加えたり、gTLDを変更するなどの工夫をしましょう。
また、ディレクトリやパーマリンクは、会社概要ページであれば「about」であったり、お問い合わせページであれば「contact」のように関連性のある英単語を設定しましょう。
ドメインの種類と特徴
前項の画像にもあるように、ドメインは任意で決定するドメインの他に、2つの要素(ccTLDとgTLD)で構成されています。
ccTLDは、国ごとに存在しており、日本では「.jp」を使用しています。ccTLDはアルファベット2文字で表され、その国の在住者のみが取得できるドメインです。また、各都道府県に対応するドメイン(.tokyo.jpや.aichi.jpなど)もあり、ユーザーが検索エンジンを利用する際に、検索キーワードに都道府県名が含まれていると、ユーザーに対して地域との繋がりをアピールすることができます。
gTLDは、「分野別トップレベルドメイン 」と呼ばれており、「.com」「.org」「.info」などの種類が存在し、国や地域の縛りがないため、どこからでも取得が可能です。また、種類によって値段は変わりますが、SEO対策における違いはなくどれも同じです。
次の画像に、代表的なgTLDの意味を記載しているので、正しく違いを理解した上でgTLDを選択しましょう。
ドメインがホームページのSEO対策に与える影響
冒頭でお伝えしたとおり、ドメインは、Googleがホームページの検索順位を決定するために参考とする判断基準の一つです。なかでも、ドメインエイジと呼ばれる要素は、ホームページのSEO対策に大きく影響しています。
ドメインエイジとは、Googleによってドメインが初めてインデックスされた瞬間から現在に至るまでの時間を指しており、ドメインの年齢を表すものです。Googleは、同じ内容が記載された複数のホームページを比較した際に、ドメインエイジが長いホームページにはより強い権威性があると判断し、検索結果の上位に表示させます。実店舗でも、設立3年の和菓子屋よりも設立100年の老舗和菓子屋の方が、良いお店であると捉えられがちですが、これがドメインにおいても同じことが起こります。
また、前項で触れたccTLDも、わずかではありますがSEO対策に影響しています。「.jp」ドメインであれば、日本のユーザーが検索エンジンを利用した際に、「.us」「.uk」などの他のccTLDドメインより上位に表示されやすくなります。
ドメインエイジがSEO対策において大きく影響しているため、一つのドメインを長く使用して、育ていきましょう。
中古ドメインのメリット・デメリット
中古ドメインは、新規ドメインと比べてドメインエイジが長く、購入したその日からSEO効果を期待できることから、新しくドメインを購入するのではなく中古ドメインを使用する方がいます。
しかし、中古ドメインが、過去にGoogleからペナルティを受けていた場合、そのペナルティも引き継いでしまうというデメリットがあります。また、過去に使用されていたときのホームページのジャンルとこれから運営するホームページのジャンルが違うと、Googleから正しくホームページを評価してもらえないおそれもあります。
特別な理由がない限り、中古ドメインを購入するのではなく、新規ドメインを取得してホームページを制作し、ドメインを育てていくことを心がけましょう。
今回のまとめ
Googleは、ホームページの検索順位を決定する際に、数々の要素を判断基準としており、ドメインもこの判断基準の一つです。
中でも、ドメインエイジは、ホームページのSEO対策に大きく影響しています。
しかし、ドメインエイジを意識するあまり、中古ドメインを購入してしまうと、思わぬ影響を受けることがあります。中古ドメインに頼らずに、新規ドメインでゼロからホームページを運営していくことが、安全かつSEO効果の高いホームページを作る一番の近道です。