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ホームページのWebライティングでは副詞を使って表現を膨らませましょう
2020
.04.18
ホームページやブログに記載する文章を書くことをWebライティングと言いますが、このWebライティングは、通常の文章ライティングとは少し異なります。Webライティング特有のポイントを押さえながら書くことで、文章の表現をより豊かに、かつ明確に表現することができます。
今回は、そんなホームページのWebライティングにおける、副詞を使った表現の重要性をお伝えします。
品詞のうち「副詞」の役割とは
副詞とは、日本語の品詞の一つで、言葉を修飾する役割を担っています。かつて日本で使われていた大和言葉では、「添えことば」とも呼ばれており、このことからも別の言葉を修飾する役割を担っていることが伺えます。
別の言葉を修飾する言葉と聞くと、形容詞を思い浮かべる方も多いかと思いますが、副詞と形容詞はその用途が異なります。
形容詞は、名詞を修飾する言葉であり、「大きい時計」「赤い靴」など、名詞の前に付いて、イ段で終わることが特徴です。
一方の副詞は、用言を修飾する言葉であり、動詞や形容詞を修飾します。例えば、「かえって大きな損失」「せっかく来たのに」のように、形容詞や動詞に意味を添える役割を果たしています。
副詞を活用することで伝わりやすい表現に
副詞を活用することで、文章により膨らみを持たせることができ、その結果として書き手の意図していることが伝わりやすくなります。
例えば、副詞を活用することで、同じ意味の文章でも次のような違いが生まれます。
それは間違いです。
それは全くの間違いです。
電車が到着します。
間もなく電車が到着します。
彼には敵いません。
彼には到底敵いません。
このように、「全くの」「間もなく」「到底」のような副詞が含まれることで、文章の意味がより際立ちます。例えば、「全くの」という言葉が付くことによって「許容の余地がないほど外れている様子」が分かりますし、「到底」という言葉が付くことによって「彼に対して全然力が及ばない様子」が際立ちます。
Webライティングは通常のライティングよりも丁寧に
Webライティングは、通常の文章ライティングよりもより丁寧に言葉を選ばなければなりません。ボームページの文章は会話とは異なり、誰がどんなシチュエーションで読んでいるのかが分かりません。電車の中で流し読みしているかもしれませんし、自宅のPCでゆっくり読んでいるかもしれません。
そんな様々なシチュエーションで読まれるホームページの文章ですから、誰が読んでも、しっかりと正しい意味が伝わるように言葉を飾らなければなりません。誰が読んでも同じ意味で捉えてもらえるような文章を書くためには、形容詞や副詞などを活用しながら、文章表現に膨らみを持たせることが重要です。
今回のまとめ
副詞と聞くと難しいイメージを持ちがちですが、私たちが普段何の気無しに使っている言葉ばかりです。こうした修飾語を使いこなし、文章表現を豊かにすることで、ホームページを見ている画面の向こうの様々なユーザーに正く的確に情報を伝えることができるようになります。