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中小企業がホームページ制作会社に問い合わせる前に準備すべき情報
2021
.11.09
これからホームページを制作しようと考える中小企業は、いきなり制作会社に電話しても良いのか?はたまた何か準備しておかないといけないのか?と不安になると思います。そもそもホームページ制作の経験が豊富な中小企業の担当者なんていませんし、ほとんど初めての方が多いと思います。
そこで今回は、中小企業がホームページ制作会社に問い合わせる前に準備しておくべき情報と、逆に準備しすぎない方が良い情報についてお伝えします。
【目次】
1.思いつきで制作会社に問い合わせても中途半端な話になる
2.ホームページ制作会社に問い合わせる前に準備すべき情報
a.制作のご予算
b.公開日・納期
c.ホームページの目的・ペルソナ
d.競合他社・ベンチマーク
3.自社で考えすぎるとかえって品質を落としてしまう
4.今回のまとめ
思いつきで制作会社に問い合わせても中途半端な話になる
弊社でも、毎日のようにホームページ制作を考えている企業の担当者から電話をいただきますが、中には「予算も納期も全く決まっていない」という会社があります。ホームページ制作の知識も経験も少ない中で明確な条件を掲げるのは困難だと思いますが、あまりに何もかもが白紙だと、話が進まないことがあります。
ホームページは会社の大切な顔であり、集客や採用など、会社の命運を握る数字に直結するマーケティングツールですので、大まかにでも良いのである程度の方向性は固めておいた方が良いと思います。ある程度お話しいただければ、制作会社側も的を得た提案につながることができますし、お客様のイメージとのミスマッチも少なくなると思います。
ホームページ制作会社に問い合わせる前に準備すべき情報
ホームページ制作について制作会社に問い合わせる前に、次のような情報を整理しておいてください。明確に決まっていない場合でも、ある程度のイメージは持っておかないと、制作会社も最適な提案を行うことができなくなってしまいます。
制作のご予算
ホームページ制作は、制作会社によって提示する価格にばらつきがあり、適正価格が見えづらいビジネスです。そのため、イメージしづらい気持ちはわかりますが、「200〜300万円」といったように、ある程度幅を持たせた形でも良いので予算採りをしておきましょう。
また、広告やコンテンツマーケティングの運用も任せる場合は、その予算も別に確保しておきましょう。
公開日・納期
ホームページ制作は、制作会社によって工程が異なるため、制作期間に大きく開きがあります。テンプレートで制作する会社であれば1ヶ月前後ですし、しっかりとSEO対策まで行う制作会社は5〜6ヶ月は見ておいた方が良いと思います。
公開日・納期の希望によっては、受注できない制作会社もたくさんありますので、「来年の4月までに公開したい」といったようにデッドラインを設けておきましょう。
ホームページの目的・ペルソナ
会社によってホームページの目的はさまざまで、ただあれば良いという会社もあれば、「月に150名集客したい」「春に20名採用したい」といった明確な目標を持つ会社もあります。
当然、制作会社もその目的によって提案内容は大きく異なりますので、目的をできる限り数値化して伝えられるようにしておきましょう。また、どのようなユーザーがターゲットになるのかもあわせてイメージしておきましょう。
競合他社・ベンチマーク
最後に、自社のライバルとなる会社や、見習いたい会社などもリストアップしておきましょう。競合他社が分かれば、どのように差別化を図り、どのようなアプローチをすべきかが明確になりますし、ベンチマークがわかれば目指す姿がより具体化します。
「A社が最大のライバルで、B社みたいになりたい」といったように、明確に社名を挙げて伝えられるようにしておいてください。
自社で考えすぎるとかえって品質を落としてしまう
一方で、問い合わせの段階から何もかも決まっている会社も稀にありますが、それはそれであまり良い結果にならないことが多いのも事実です。
例えば、「予算は200万円」「納期は今年の3月1日」「ページ数とサイトマップはこの資料どおりに作ってください」「デザインはこのホームページを参考にしてください」など、明確にご指示いただくようなケースです。このように細かく指示をいただくケースでは、その内容が完璧なものであれば良いのですが、ほとんどの場合で無理があったり最適な方法ではありません。
結果として、制作会社が提案する余地を奪ってしまい、自社の言いなりのように作ってくれる制作会社としか付き合うことができなくなってしまいます。風邪で病院に行く際に「この治療をして、この薬をくれ」と指示しないのと同じで、ホームページ制作においてもまずは専門家の提案を聞いてみることをお勧めします。
今回のまとめ
ホームページ制作のお問い合わせを行う企業は、事前に全て自社で決めた上で問い合わせる会社と、全く何も決めずに思いつきで問い合わせる会社に二極化します。
どちらも良い部分はあるのですが、制作会社からより良い提案を引き出すためには、ある程度の条件を決めておくくらいにした方が良いと思います。ガチガチに固めすぎず、それでいて漠然としすぎないくらいがちょうど良いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。