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文章のねじれをなくして読みやすい文章を執筆するための3つのポイント
2018
.04.05
「文章のねじれ」は、文章を執筆することに慣れていない人が執筆を行う際や、執筆することに慣れている人であっても、複雑な文章を執筆する際などに起こってしまいがちな文法の誤りです。
しかし、「文章がねじれるってどういうこと?」「どうすれば防げるの?」などと疑問にお思いの方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、そもそも「文章のねじれ」とはどのようなものなのか、また、文章のねじれをなくしてユーザーが読みやすいと感じる文章を執筆するための3つのポイントについてお伝えしていきます。
【目次】
1.文章のねじれとは?
2.文章のねじれをなくして読みやすい文章を執筆するための3つのポイント
a.執筆する前に文章のアウトラインを作る
b.「重文」や「複文」を多用しない
c.修飾語は最小限に抑える
3.今回のまとめ
文章のねじれとは?
私たちが日常の中でしている会話やこのコンテンツ記事など、すべての文章は、「主語」と「述語」で成り立っています。この主語と述語の関係性がきちんと成り立たず、ねじれてしまっている文章のことを「文章のねじれ」と呼びます。
例えば、以下の例文のように「目標は」という主語に対して「したい」という述語が続いている文章の場合、多くの方が違和感を感じるのではないでしょうか。
私の目標は、毎日コンテンツ記事を執筆したいです。
このように主語と述語の関係性が詰れてしまっていると伝えたい情報が正確に伝わらないだけでなく、ユーザーが違和感やストレスを感じ、読むことを途中で放棄してページから離脱してしまう可能性が高まります。
そのため、以下の例文のように「目標は」という主語に対し、「することです」という述語を使用することで文章のねじれをなくすことができ、ユーザーにとって読みやすく、また、情報が伝わりやすい文章となります。
私の目標は、毎日コンテンツ記事を執筆することです。
文章のねじれをなくして読みやすい文章を執筆するための3つのポイント
文章のねじれは、頭の中で思いつくままに文章を執筆してしまうことで起こってしまうため、執筆する前の準備を行う必要があります。また、文章のねじれは、文章執筆のプロが作成しているはずの新聞のコラムや書籍などでも稀に見受けられるため、続いてお伝えする3つのポイントを押さえて文章の執筆や確認を行い、ねじれがなく誰にとっても読みやすい文章を執筆していくことが大切です。
執筆する前に文章のアウトラインを作る
文章のねじれを防ぐためには、まず文章全体のアウトラインを作成し、一つのテーマに沿った文章を執筆することが大切です。アウトラインとは、文章のおおまかな流れのことで、文章のテーマである「タイトル」を決め、「誰に向けて」「何を説明し」「どのような結論に至るのか」など文章の流れをまとめます。そして、その流れに沿って執筆していくことで文章のねじれを防ぐことができます。
「重文」や「複文」を多用しない
「重文」や「複文」とは、複数の主語と述語を一文に用いる手法のことです。ユーザーに伝えたい情報を一文にすべて盛り込もうとして重文や複文を用いてしまうと、複数の主語と述語が入り交じり、文章のねじれを引き起こしやすくなります。そのため、一文が長くなってしまった場合は、主語と述語の関係性を見直して一文を二つに分けることができないか確認することを心がけましょう。
修飾語は最小限に抑える
「修飾語」とは、「きれいな花」という一文の「きれいな」のように「花」に対する説明を加える語句のことで、適切に使用することで魅力的な文章を執筆することができます。しかし、修飾語は、主語と述語の間に入るため、多用してしまうと主語と述語の関係性がわかりづらくなってしまいます。そのため、執筆した一文が長くなってしまった場合は、不要な修飾語がないかを確認し、使用を最小限に抑えることが大切です。
今回のまとめ
今回は、そもそも「文章のねじれ」とはどのようなものなのか、また、文章のねじれをなくしてユーザーが読みやすいと感じる文章を執筆するための3つのポイントについてお伝えしました。
当コラムを参考に文章を執筆した後は、音読を行い、文章のねじれが生じていないかを確認しましょう。頭の中で文章を読むだけでは、文章を読み飛ばしてしまう可能性があるため、声に出して読み上げて文章のねじれや違和感がないか、ユーザーに正確な情報が伝わるかなどを確認することが大切です。
また、「コンテンツ記事を公開する前に文章校正を行う重要性と校正方法」では、文章校正のポイントについてお伝えしていますので、より良い文章を執筆するためにお役立てください。