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ミニマルデザインとフラットデザインの違いを理解してユーザーの心を掴むホームページを制作しましょう
2019
.07.24
先日のコラムでは、ユーザーの視覚や行動を惑わせる要素を可能な限り排除する「ミニマルデザイン」や「フラットデザイン」を用いてデザイン制作を行うことが大切だとお伝えしました。
しかし、どちらのデザインもメッセージ性が高く、ホームページ集客に適していることはわかるものの、同じように見えるという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、ミニマルデザインとフラットデザインとはどのようなデザインなのか、また、この二つのデザインの違いをお伝えしていきます。
ミニマルデザインとは
ミニマルデザインは、「より少ないことは、より豊かなこと」「完璧とはこれ以上削れない状態のこと」という考えのもと、ホームページを構成する要素を可能な限り無くしたデザインのことです。厳選した要素のみを配置するミニマルデザインは、ユーザーの視覚や行動を邪魔することなく企業側が伝えたいメッセージを強く打ち出すことが可能です。
シンプルなレイアウトでコンテンツを配置する
アニメーションやエフェクトの使用を最小限に抑える
テキストや写真・イラストの使用を最小限に抑える
使用する色味を最小限に抑える
企業コンセプトやメッセージを強調する
関連記事:ホームページ集客に最適!ミニマルデザインのホームページ5選
フラットデザインとは
フラットデザインは、グラデーションや影、スキューモフィズム(実在するものに似せた立体的なUI)など、不要な装飾を取り除いたシンプルなデザインのことです。要素一つひとつをシンプルにデザインするフラットデザインは、Appleが開発するiOSに採用されたことをきっかけに身近なデザインとして周知されており、現在では様々な企業のホームページで用いられています。
質感や立体感のないシンプルなデザイン
アニメーションやエフェクトの使用を最小限に抑える
テキストや写真・イラストの使用を最小限に抑える
商品やサービスを一目で把握することができる
ボタンを一目で認識することができる
関連記事:ユーザビリティの向上に最適!フラットデザインのホームページ5選
ミニマルデザインとフラットデザインの違い
ミニマルデザインは、とにかくシンプルなレイアウトを意識し、不要なコンテンツや装飾を削ることが求められる手法のため、ホームページの構造は非常に簡素ですが、写真やキャッチコピーなどの各要素を大きく配置することで企業のメッセージ性を伝えやすいデザインです。
一方、フラットデザインは、シンプルなレイアウトを意識するという点に関してはミニマルデザインと同様ですが、各要素の意図を汲み取り、ユーザーに最も見てもらいたい部分を明確にするため、よりユーザビリティを優先したデザインといえます。
ミニマルデザインとフラットデザインは、一見すると同じようなデザインにも思えますが、実は、デザインにおける役割が全く異なるため、ユーザーに伝えたいものに適したデザインを選ぶことが大切です。
今回のまとめ
今回は、ミニマルデザインとフラットデザインとはどのようなデザインなのか、また、この二つのデザインの違いをお伝えしました。
何を持って「ミニマルデザイン」または「フラットデザイン」とするのか、明確な定義が存在するわけではありませんが、どちらにおいても「企業の魅力を伝えるためも可能な限り不要なものを取り除く」という点は共通する意識です。
ホームページ集客においては、ユーザーに何を伝えたいのかを明確にすることが最も重要と言っても過言ではないため、ホームページを制作したいとお考えの方は、会社の方向性をしっかりと定めた上で業者に依頼することをお勧めします。