NEWS & COLUMN
お知らせ・コラム
SCROLL
DESIGN
ホームページのUX/UIを向上させるためにパンくずリストを設置しましょう
2020
.04.16
皆様も、ホームページ内を閲覧・回遊している際に、今どのページにいるのか迷った経験が一度はあると思います。
ホームページは、一般的に複数のページで構成されており、大規模なホームページになるほど必然的に階層が深くなりやすいため、ユーザーがホームページ内で迷いやすくなりUI/UX(ホームページの利便性)を低下させるおそれがあります。また、ホームページの階層が深くなることで、クローラーにとってもホームページ内を回遊しづらいため、後ほど説明するクローラビリティにも影響を及ぼします。
しかし、パンくずリストと呼ばれるナビゲーションをホームページに設置することで、UI/UXやクローラビリティの低下をあらかじめ回避することができます。
そこで今回は、パンくずリストの役割とホームページに設置すべき理由を説明します。
【目次】
1.ホームページに設置するパンくずリストとは
2.ホームページにパンくずリストを設置すべき理由
a.ユーザービリティを向上させる
b.クローラビリティを向上させる
3.今回のまとめ
ホームページに設置するパンくずリストとは
パンくずリストとは、次の画像のように、現在閲覧しているページが、ホームページ内のどこに位置しているかを確認することができるナビゲーションです。
一般的にページの左上部に設置されていることが多く、パンくずリストをクリックすると該当のページにリンクすることができるため、ユーザーがストレス無くホームページ内を回遊することができます。
なお、パンくずリストの名前は、童話の「ヘンゼルとグレーテル」に登場する兄妹が、帰り道がわかるようにパンくずを置きながら森の中を歩いた話に由来しています。
ホームページにパンくずリストを設置すべき理由
ここでは、パンくずリストをホームページ制作に設置するべき理由を2つ説明します。
ユーザービリティを向上させる
上述のとおり、パンくずリストをホームページに設置することで、ユーザーがホームページ内を回遊しやすくなり、ユーザビリティを向上させることができます。(ユーザビリティとは、ホームページの利便性を表した言葉のことで、ホームページが使いやすい・閲覧しやすいことを「ユーザビリティが高い」と表現します。)
パンくずリストが設置されていないと、ユーザーが今どのページを閲覧しているのか迷いやすくなってしまい、ホームページが閲覧しにくい・操作しにくいなどの悪い印象を与えてしまうおそれがあります。
そのため、パンくずリストを設置してユーザビリティの向上に努めることで、ユーザーの利便性を向上させてホームページに対する信頼を築き上げることができ、最終的に自社商品の購入にも繋がっていきます。
クローラビリティを向上させる
パンくずリストをホームページに設置することで、ユーザーと同様にクローラー(インターネット上のデータを集めるロボット)も、パンくずリストからも該当ページにアクセスすることができるため、クローラビリティの向上につながります。(クローラビリティとは、クローラーにとってのホームページ内の回遊のしやすさを表した言葉であり、パンくずリストの設置のように、ホームページが、クローラーにとって回遊しやすいことを「クローラビリティが高い」と表現します。)
クローラーも、人間のようにホームページ内のリンクを辿って一つひとつのページにアクセスすることで、各ページの認識・評価を行なっているため、パンくずリストを設置しないと、クローラーがホームページ内を遷移しづらくなり、一部のページが正しく評価・認識されないおそれがあります。
Googleは、クローラーが集めたデータを基にホームページの検索順位を決定しているため、ホームページにパンくずリストを設置してクローラビリティを向上させることで、Googleから正しい評価を受けることができます。
今回のまとめ
今回の記事を読むことで、パンくずリストの役割と必要性をご理解いただけたかと思います。
ユーザーにとって有益なコンテンツをホームページに記載しても、UX/UIが低いホームページは、ユーザーからの信頼を集めづらいです。
ホームページのUX/UIを向上させる一助として、パンくずリストをホームページに設置しましょう。