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ホームページ制作に取り入れるべきブランディングとは

2023
.10.20

ホームページ制作に取り入れるべきブランディングとは

ブランディングという言葉は既に世の中に浸透しているため、ほとんどの方が耳馴染みのある言葉だと思います。しかし、ホームページにブランディングを正しく落とし込めていない企業は少なくないのではないでしょうか。ホームページを制作する際は、競合他社より優位な立場に立つためにも、企業だけでなくホームページ制作会社もブランディングを意識して制作する必要があります。
今回は、ホームページ制作に取り入れるべきブランディングについてご紹介します。

【目次】
1. ブランディングとは
2. ブランド価値から考えるホームページ制作
a.基本価値
b.便宜価値
c.感覚価値
d.観念価値
3.ホームページ制作会社が意識すべきブランド要素について
a.ブランドマーク
b.デザイン
c.色
d.スローガン
4.今回のまとめ

ブランディングとは

ブランディングについてご説明する前に、まずはブランドの意味をお伝えします。
ブランドとは、一言で表すと企業のイメージや商品・サービス等を他社と区別するためのものです。元々は古ノルド語で「焼印をつける」という意味であり、放牧している牛が他の家畜と紛れてしまうことを防ぐために牛に焼き印をつけたことから、ブランドという言葉が使われるようになりました。
企業が競合他社よりも優位な立場に立つためには、自社の商品やサービス、ブランドイメージをユーザーに印象付けて他社との差別化を図り、ブランドの認知力を向上させることが重要であり、そのための施策がブランディングであると言えます。本記事では、ホームページ制作に取り入れるべきブランディングについて、様々な視点からご紹介します。

ブランド価値から考えるホームページ制作

ブランド価値とは、企業や商品・サービスに対して顧客が感じる価値のことを指しており、基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値の4つの順で成り立っています。
次に詳しくご説明しますが、基本価値と便宜価値は商品やサービス自体の価値を表しているのに対し、感覚価値と観念価値はブランドを構成するための価値を表しています。そのため、ホームページにおいてのブランディングでは、感覚価値や観念価値を活用して競合他社との差別化を行なっていく必要があります。

ブランド価値

基本価値

基本価値とは、商品やサービスの物理的な機能が提供する価値のことです。つまり、商品やサービスにおける最低限備わっているべき機能のことを指しており、ユーザーに提供する上で当たり前の価値であると言えます。

例)
時計→時間を確認できる機能
携帯電話→電話ができる機能

便宜価値

便宜価値とは、商品やサービスの購買や消費を行う際に利便性を提供する価値のことです。商品やサービスを比べる上で重視されるポイントでもありますが、競争が激しい市場においては価値が低下し、コモディティ化が発生するおそれがあります。ホームページで便宜価値を伝える際は、数多く存在するホームページに埋もれてしまわないように、ユーザーの興味を惹くライティングや構成で制作することを意識しましょう。

例)
時計→アラーム機能や、時間を自動的に合わせる電波受信機能
携帯電話→メールの送受信機能や、検索機能

感覚価値

感覚価値とは、商品やサービスに対して、ユーザーの五感に訴えかける経験を提供する価値のことです。楽しさや美しさ、躍動感、高級感などの経験価値は視覚的に表しやすく、WEBデザインで表現しやすいポイントとなります。企業の商品・サービスから生み出される感覚価値を分析した上で、ユーザーに対して魅力を最大限に伝えることができ、経験価値を提供できるようなデザインでホームページを制作しましょう。

例)
時計→タッチパネル操作が可能なスマートウォッチや、多様なデザイン性
携帯電話→思い出を記録できる高画質なカメラや、高音質な音楽再生

観念価値

観念価値とは、企業やブランドの歴史やストーリーなどが提供する価値のことです。既にある程度のブランドイメージが出来上がっている企業のホームページを制作する際は、ユーザーが想像している観念価値と、ホームページから感じるイメージを一致させることが重要なブランディングであると言えます。ホームページ制作前に企業のや顧客の分析を行い、ユーザーが抱くイメージと相違のないWEBデザインで制作しましょう。

例)
時計→PATEK PHILIPPEやROLEXの時計を身につけることによるステータス
携帯電話→Apple製品を使用することによるスマートさ

ホームページ制作会社が意識すべきブランド要素について

企業や商品・サービスを識別するための代表的なブランド要素として、以下の要素が挙げられます。

■ブランドを言葉で表したブランド・ネーム
■ブランドを視覚的に表したブランド・マーク
■商品のパッケージ、デザイン
■ブランド要素を保護するための知的財産権であるトレード・マーク(商標)
■メッセージを簡潔に表したスローガン
■ブランドのイメージキャラクター
■ブランドを音で表したジングル
■ブランドを表す色

これらのブランド要素はブランド・エレメントとも呼ばれ、ホームページ制作会社も関わりがある要素です。また、ブランド要素はそれぞれ異なるものではなく、すべてが統一されていることによってブランドイメージの構成や認知力向上に繋がるため、ブランディングの重要なポイントであると言えます。
今回は、ホームページ制作会社と特に関わりがあるブランド・マーク、デザイン、色、スローガンについて詳しくご紹介します。

ブランドマーク

ブランド・マークは、いわゆるロゴのことを指しています。ロゴは、企業や商品・サービスの顔と言っても過言ではないほどブランドイメージを大きく左右する要素です。
既存企業の場合はすでに用意されていることがほとんどですが、新規立ち上げ企業や新規事業、商品においては、ホームページだけでなくロゴ制作もホームページ制作会社が一緒に担うこともあるかと思います。
ブランド・マークを制作する際は、何を表現したいのか、ユーザーに対してどのような印象を与えたいのかを検討した上で、企業のブランドイメージとデザインから感じるイメージにブレがないよう注意して制作しましょう。

デザイン

ブランドごとに商品パッケージのデザインが違い、そこから受け取る印象が異なるように、ホームページにおいても企業ごとにデザインも受け取る印象も異なります。また、パッケージやホームページは視覚から伝わる情報がほとんどであることから、ブランド・マークの次にブランドイメージを左右する重要な要素であると言えます。
ホームページを制作する際は、ブランド・マークを制作する場合と同様に、ユーザーに対してどのような印象を与えるべきか、既にどのような印象を与えているのかを検討した上でデザインを行いましょう。

ブランドのイメージを連想させる色のことをブランドカラーやコーポレートカラーと呼び、例としてはコカ・コーラ(赤色)、Facebook(青色)、スターバックス(緑色)などが挙げられます。色は、その他のブランド要素にも共通して関わりがあり、統一感を感じやすい要素です。赤色のブランド・マークに対してホームページは青色をメインカラーで使用するというように、異なる印象を感じるデザインにすることは避けましょう。

関連記事:ブランドをより魅力的に魅せるブランドカラーの決め方

スローガン

スローガンは、メッセージを簡潔に表したものです。誰もが知る有名なスローガンとして、マクドナルドの「i’m lovin’ it」やタワーレコードの「NO MUSIC NO LIFE」などが挙げられます。
ホームページにおいては、スローガンをキャッチコピーとしてメインビジュアルに配置することが多いことから、ホームページに訪れたユーザーの目に最初に入る要素となります。大企業の場合はスローガンが設定されていることが多いですが、中小企業の場合は設定されていないケースが多いため、商品・サービス内容や企業のブランドイメージ、語呂、文字数等を考慮した上で設定しましょう。

関連記事:WEBマーケティングにも活用できるキャッチコピーの決め方

今回のまとめ

ブランディングは、企業や商品・サービスのブランドイメージをユーザーに共通認識させ、ブランドイメージの構成や認知力を向上させるための施策であり、ホームページ制作においてもこのブランディングは決して軽視してはいけないポイントです。
既存の商品やサービスのホームページを制作する場合は、イメージや顧客を分析した上で、既存のブランドイメージとの統一感が感じられ、既存顧客に違和感を与えないようなライティングやデザインを行いましょう。
また、新規事業や商品・サービスのホームページを制作する場合は、市場や競合他社のユーザー動向等を分析した上で、企業が目指す姿やユーザーに対して与えるべき印象を考慮してライティングやデザインを検討しましょう。

関連記事:WEBマーケティングに有効な企業のブランディングとは

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著者情報

執行役員 デザイナー

N.H.

大学を卒業後、新卒で株式会社オンカに入社し、WEBデザイナーとしてコーポレートサイトやポータルサイト、採用サイト、ECサイト、LPなど様々な種類かつ多種多様な業種のホームページ制作にオールマイティに対応。現在は、取締役・デザイナーチームのマネージャーとしてWEBデザインのさらなる品質向上に尽力している。

  • カラーコーディネーター AD
  • フードコーディネーター 3級
  • WEBデザイナー検定エキスパート

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