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今まで、求人募集への応募数を増やすためには、インターネット上での広告掲載や、求人情報サイトへの掲載、自社ホームページに採用情報ページを設けるなどの方法が主要でした。
しかし、2019年1月23日にGoogleが「しごと検索」機能をリリースしたことによって「検索結果に自社の求人情報を表示する」方法が加わったことをご存知の方はまだ少ないのではないでしょうか。
そこで、今回は、この「しごと検索」とはどのような機能なのか、また、検索結果画面にどのように表示されるのかについてお伝えします。

「しごと検索」とはどのような機能なのか

「しごと検索」は、2017年6月に米国Googleでリリースされている「Google for Jobs」の日本版で、日本では2019年1月23日にリリースされました。
この「しごと検索」は、その名のとおり求人情報に特化した検索機能であり、ユーザーの検索キーワードに応じて、あらゆるホームページに掲載されている求人情報を検索結果画面に表示してくれるというものです。
「しごと検索」に表示されている求人情報は、従来のリッチリザルト（リッチカード・リッチスニペット）よりもさらに多機能な表示形式の「エンリッチリザルト」形式で表示されており、ユーザーが Googleにログインしている状態であれば、気になる求人情報の保存や、メールによるアラート通知の設定を行うことが可能です。
例えば、「名古屋 ホームページ制作 求人」というキーワードで検索した場合は、次のように表示されます。

表示されている求人をクリックすることで詳細な情報の確認、応募ボタンをクリックすることで各求人の掲載元ページへ移動することが可能です。
「しごと検索」に求人情報が表示されることで、ユーザーは、様々な求人情報サイトを閲覧する必要がなく、検索内容に適した求人情報を確認することができるため、今後さらに多くのユーザーに利用される機能といえます。
 
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どのような検索キーワードに対して「しごと検索」が表示されるのか

実際には、次のような検索キーワードに対して「しごと検索」が表示されています。
 

「ホームページ制作　正社員」などの職種と雇用形態

「Webマーケティング 求人」などの職種と求人

「愛知県　正社員」「名古屋市　仕事」などのエリアと雇用形態

「オンカ　正社員」などの企業名と雇用形態

「インディード　オンカ」などの求人情報サイト名と企業名

「インディード」などの求人情報サイト名

 
これらのキーワードからも分かるとおり、「求人」という検索キーワードだけでなく、「正社員」「バイト」「仕事」などの検索キーワードにも反応して「しごと検索」に表示されることが判明しています。
 

自社の求人情報を「しごと検索」に表示するには

「しごと検索」には、ホームページのソースコードに記載されている「構造化データ」の内容に基づいて表示されるため、「構造化マークアップ」を行うことで「しごと検索」に表示されるようになります。
「しごと検索」は、検索結果画面上に3件まで表示されており、ユーザーが3件以上閲覧する場合は、「もっと見る」をクリックする必要があります。そのため、上位3件に表示されることがクリック率やコンバージョン率に影響を与えることは間違いありませんが、「しごと検索」の上位に表示するためのアルゴリズムは、現在は未だ判明していません。
現在、「しごと検索」に表示されている情報は、エン・ジャパンやGreenなどの大手求人情報サイトに掲載されているものが大半ですが、構造化マークアップを行うことで、一般企業のホームページであっても自社の採用情報を表示することが可能と考えられています。
 
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今回のまとめ

今回は、「しごと検索」とはどのような機能なのか、また、現在の検索結果画面にどのように表示されているのかについてお伝えしました。
「しごと検索」は、その名のとおり求人情報に特化した検索機能であり、ユーザーの検索キーワードに応じて、あらゆるホームページに掲載されている求人情報を検索結果画面に表示してくれるというものです。
「しごと検索」に自社の求人情報を表示させるためには、構造化マークアップを行う必要がありますが、「予算がなくて広告の出稿が難しい」という状況下にある中小企業こそ活用すべき機能です。