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WEBマーケティングで欠かせないGoogleアナリティクスの使い方【GA4編】
2022
.04.11
2023年7月1日をもってUA(ユニバーサルアナリティクス)のサポートが終了すると、先日Googleから発表がありました。次世代解析プロパティであるGA4への切り替えを慌てて対応したら、レポート画面がUAと違い「見方がわからない!」と頭を抱えている方も多いのではないでしょうか?
WEBマーケティングを行う上でGoogleアナリティクスによる解析は欠かすことができません。今回のコラムでは基本的なGA4の使い方について紹介します。
【目次】
1. GA4とUAの違い
2. GA4の基本的な使い方
a. アクセス数やページビュー数を見る
b. コンバージョンを見る
c. ページごとのアクセス数を見る
d. 流入元を見る
3. 【補足】GA4プロパティの表示方法
4. 今回のまとめ
GA4とUAの違い
GA4が生まれた背景には、アプリや動画の普及したことがあります。2014年にリリースされたUAは、ホームページの解析に特化して作られたプロパティのため、アプリや動画のアクセス状況を解析することができませんでした。一方で、2020年にリリースされたGA4はアプリのアクセス数やユーザー行動を計測することが可能になりました。また、動画の再生時間の割合やページのスクロール率も計測できるようになるなど、より幅広くかつ詳細にホームページやアプリや動画の状況を把握できるようになりました。
計測方法も、UAはページ単位でしたが、アプリや動画はページという概念がないためGA4では「イベント」単位に変更されています。
GA4の基本的な使い方
まずは、左メニューの上から2番目の棒グラフのアイコンをクリックください。すると、「レポートのスナップショット」というレポート画面が表示されます。ホームページを解析するために必要な基本的なデータは「レポートのスナップショット」をご覧いただければ確認することができます。ここでは、次の図の四角で囲っている4つのレポートについて紹介します。
アクセス数やページビュー数を見る
アクセス数やページビュー数を見るには、「イベントを表示」をクリックします。イベントのレポートには、「page_view」や「user_engagement」「session_start」などのイベント名が表示されます。これらのイベント名は何を指しているのでしょうか?
page_view
その名のとおり「ページビュー」です。ユーザーがページを閲覧するたびにカウントされます。
user_engagement
GA4の特徴的な計測項目です。アクティブユーザー数を計測するための項目で、ユーザーが1秒以上ページを閲覧して離脱したタイミングでカウントされます。
session_start
セッション数、いわゆるアクセス数です。ユーザーがホームページにアクセスしたときにカウントされます。
first_visit
初めてユーザーがホームページを閲覧した際に、カウントされます。
scroll
こちらもGA4の特徴的な計測項目です。ユーザーが各ページの最下部まで初めてスクロールしたときにカウントされます。スクロールで判断している項目のため、アクセスしたユーザーのうちのどれくらいの割合がホームページの内容に興味を持っているかがわかる指標と言えます。
コンバージョン数を見る
コンバージョン数を見るには、「コンバージョンを表示」をクリックします。こちらに表示される項目は、左メニューの「設定」で表示されるイベントのうちの「コンバージョンとしてマークを付ける」をONにした項目が表示されます。電話がタップされているか、お問い合わせフォームから送信されているかなど、様々なコンバージョン数を確認することができます。
なお、デフォルトでページビュー数や新しいユーザー数などはコンバージョンに設定されています。
ページごとのアクセス数を見る
ページごとのアクセス数を見るには、「ページとスクリーンを表示」をクリックします。ページとスクリーンのレポートには、「表示回数」「ユーザー」「新しいユーザー」などの指標が表示されます。これらの指標は何を示しているのでしょうか?
表示回数:ページビュー数
ユーザー:ホームページにアクセスしたユーザー数
新しいユーザー:ホームページに初めてアクセスしたユーザー数
ユーザーあたりのページビュー数:ユーザー一人当たりのページビュー数
平均エンゲージ数:ユーザーの閲覧時間。
ユニークユーザーのスクロール:ページの最下部までスクロールされた数
イベント数:ページに訪れたユーザーが離脱せずにページを遷移したりお問い合わせを行うなど何らかの行動を起こした数
コンバージョン数:ページに訪れたユーザーがコンバージョンした数
流入元を見る
ホームページへの流入元を見るには、「トラフィック獲得レポートを表示」をクリックします。トラフィック獲得のレポートには、「Organic Serch」「Direct」「Referral」などの項目が表示されています。これらの項目は何を指しているのでしょうか?
Organic Search:GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのアクセスを指しています。
Direct:ブックマークやURLの直接入力によるアクセスを指しています。
Refferal:アプリや他のホームページなどに貼られた被リンクからのアクセスを指しています。
Organic Social:FacebookやTwitter、instagramなどのSNSからのアクセスを指しています。
【補足】GA4のプロパティの表示方法
以前UAを利用していた場合、次の図のように画面左上のプロパティ名をクリックした上で、UAのプロパティ名の下に表示されるGA4のプロパティ名をクリックすることで、レポートを見ることが可能です。
今回のまとめ
今回はGA4の基本的な使い方を紹介しました。GA4には様々な機能があるため、触っていきながら覚えていくことがおすすめです。GA4に完全に切り替わる時期は来年7月以降のため、1年以上をかけて慣れておけば問題ありません。ぜひ、これからGA4の使い方を学んでいってください。
参考記事
次世代の Google アナリティクスのご紹介
https://support.google.com/analytics/answer/10089681
イベントリファレンス
https://support.google.com/analytics/topic/9756175?hl=ja&ref_topic=9143232