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LP(ランディングページ)とは?効果向上のポイントを解説

2025
.09.17

LP(ランディングページ)とは?効果向上のポイントを解説

LP(ランディングページ)とは、商品の購入や会員登録、資料請求といったアクションを起こさせることに特化したホームページのことです。売上などに直結するほど強い力を持っている反面、知識がないとせっかく制作費や広告費をかけてLPを打ち出しても問い合わせや購入につながりません。改善するにしても、手当たり次第ではなく戦略的にPDCAを回すことが重要です。

この記事では、LPの基本から、LPで成果を出すために必要なコンテンツ、コンテンツの配置順、コンバージョン率の改善方法などを解説します。

LPとは何か?他のホームページとLPの違い

LPの最大の特徴は、「一つの目的」に特化していることです。一般的なホームページは、会社情報やサービス内容、ブログなど複数のページで構成されていますが、LPは一ページ完結型です。

一ページにまとめることでユーザーを他のページに目移りさせず、問い合わせなどに一直線に誘導する効果があります。

LPで獲得を目指すコンバージョンの例

■商品・サービスの購入
■無料体験の申込
■資料請求・ダウンロード
■ウェビナー・イベントへの参加
■会員登録
■問い合わせ など

ちなみに、本来LPは「ユーザーが最初に閲覧するページ」のことを指します。これが転じ、一ページで完結するホームページのことをLPと通称されるようになりました。

LPの制作費用や広告出稿費用はいくら?

基本的なLPは、長めの一ページとCTRボタン(問い合わせなどにつながるボタン)のみでシンプルに構成されます。そのため、コーポレートサイトやサービスサイト、ECサイトなどと比較して安く制作できます

制作費用はピンキリですが、ノーコードツールを使用したり、フリーランスや格安の制作会社に依頼すれば10万円以下で制作できる場合もあります。しかし、あまりに安すぎると、形としてあるだけで集客効果がない可能性があります。

高ければ良いとも限りませんが、戦略立てた制作や改善提案を求めるなら、50〜150万円程度の制作費用を想定しておいても良いかもしれません。

LPは制作費以外にも広告費が発生することに注意

LPは一枚もののため、ページ数を増やしてアクセス増を狙うSEO対策の実施は現実的ではありません。基本的に、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、メールマガジン配信など、制作以外の費用が発生するものとお考えください。

効果を出せる広告費用の目安

■リスティング広告:月額10万円〜数百万円
■ディスプレイ広告:月額10万円〜数百万円
■SNS広告:月額数万円〜数百万円
■メールマガジン配信:0円〜数十万円

LPの広告費は、最低でも10万円は発生し、高くて数百万円発生する場合もあります。
そのため、広告費をかけずSEO対策でのWebマーケティングを実施したいとお考えの場合、LPではなく、ホームページの制作をおすすめします。
その理由に関しては次のコラムで詳細に説明しています。

関連記事:LP(ランディングページ)は広告ありきで活用すべき理由

成果を出すLPに必須の構成要素とは?

優れたLPは、ユーザーの心理的な流れに沿ってコンテンツが配置されています。決まりがあるわけではありませんが、最低限、必要なコンテンツを次に挙げます。

LPに必須の要素「ファーストビュー」

ファーストビューは、ページを開いて最初に表示される部分で、LPの印象を決定づける要素です。ここでユーザーの興味を惹きつけられなければ、すぐに離脱されてしまいます。

また、LPは広告からの遷移が多いため、広告に掲載したコピーやビジュアルと乖離していると「間違ったページを開いたのかな?」と離脱される可能性もあります。広告物から遷移したユーザーの購買意欲を上げられるよう、分かりやすく魅力的なメインビジュアル・ファーストビュー作りが必要不可欠です。

ファーストビューに掲載すべき情報とは?

ファーストビューには、キャッチコピーや画像、動画などを配置してユーザーの心を掴めるよう工夫しましょう。また、購買意欲の高いユーザー向けにCTAボタンを配置しておくと良いでしょう。

○キャッチコピー

キャッチコピーとは、商品やサービス、ブランドの最も伝えたいメッセージを、簡潔な言葉で表現したものです。普遍的なメッセージでは誰にも刺さらないため、ターゲットを絞り込み、特定の悩みや願望を持つ人に対してピンポイントに訴えかけることが大切です。

【パーソナルジムのキャッチコピー例】
仕事帰りに「もう一踏ん張り」できる体力を
【プログラミングスクールのキャッチコピー例】
100日で人生を変える、実践カリキュラム

○画像・動画

商品やサービスの世界観、ベネフィット(得られるメリット)を一目で伝える画像や動画を掲載しましょう。文字のみよりも格段に訴求率が上がります。
ただし、容量の重い動画など、表示されるまでに時間を要するようなコンテンツは避けましょう。特にLPは、短時間で情報を与えてすぐ行動させる性質上、表示速度が遅いと致命的です。

○CTAボタン

CTAボタンとは、問い合わせなどのコンバージョンにつながるボタンのことです。ファーストビューに配置することで、意欲の高いユーザーをすぐにアクションへと促します

○実績

商材によっては、「〇〇賞受賞」「導入〇〇件突破」「顧客満足度98%」など、実績の掲載がコンバージョンの決め手になります。必ず必要ではないですが、例えば競合が多い場合などは優勢性を一目で示せるよう実績を載せてみても良いでしょう。

LPに必須の要素「共感・問題提起」

ユーザーが抱えている悩みや課題を明確にし、「あなたのためのページですよ」というメッセージを伝えると、ユーザーは共感してLPを読み進めてくれます。
ただし、問題を多く列挙すれば良いというわけではありません。端的に情報を与えるLPなら3個〜5個程度が良いでしょう。

【パーソナルジムの共感・問題提起の例】
☑️仕事が終わると、もう何もやる気にならない
☑️週末は疲れ果てて、家でゴロゴロしてしまう
☑️「運動しなきゃ」とは思うけど、なかなか始められない
☑️体力をつけたいけど、ハードな筋トレはしたくない

 LPに必須の要素「ベネフィット」

ユーザーの悩みを提示した後、商品やサービスがユーザーにもたらす利益や恩恵を提示することで、商品やサービスの魅力が伝わりやすくなります。商品やサービスを利用することでユーザーが得られる未来に関し、様々な角度から提示すると訴求力が高まります。

【パーソナルジムの例】
悩み:仕事が終わると、もう何もやる気にならない
ベネフィット:〇〇のパーソナルトレーニングを受けると、血行が促進されて仕事の疲れが回復します。一ヶ月後には筋肉量が増え、仕事終わりにもう一踏ん張りできる体力がつきます。

様々な角度からベネフィットを検討しましょう

時間に関するベネフィット、精神的なベネフィット、専門性に関するベネフィットなど、様々な観点からベネフィットを提示するとより良いでしょう。自社の商品やサービスを魅力的に見せるには、何が効果的か考えてみてください。

時間的ベネフィットの例:1日たった30分のトレーニングで効果を実感
精神的なベネフィットの例:トレーナーと一緒に頑張れる範囲でトレーニング
専門性に関するベネフィットの例:正しいフォームだからしっかり筋肉がつく

LPに必須の要素「商品・サービスの説明」

商品やサービスの説明においても、分かりやすく端的が基本です。ベネフィットを裏付ける形で、商品やサービスが持つ具体的な機能や特徴を詳細に解説すると、流れで理解しやすくなります。分かりやすい画像や図、箇条書きなどを活用し、複雑な内容も簡潔に伝えることが重要です。

LPに必須の要素「料金体系・プラン」

料金体系やプランは、分かりやすく正直に提示しましょう。「なぜこの価格なのか」「料金相応の価値があるのか」がわかるような情報を提示し、料金に納得させる工夫が必要です。複数プランがある場合は、比較表を用いると親切です。

【パーソナルジムの例】
◎月額プラン
毎月決まった料金で、決まった回数のセッションを受けられるプランです。仕事帰りにコンスタントに通いたい人向けです。
月4回: 29,800円(1回あたり7,450円)
月8回: 49,800円(1回あたり6,225円)
★入会金無料!

LPに必須の要素「客観的な根拠」

顧客のレビューや、導入事例など、自社の主観ではなくて顧客目線での客観的な根拠を示すと購買意欲がより高まります。また、自社の実績を客観的に示せる要素(専門家の推薦や、受賞歴、メディア掲載実績など)は積極的にアピールしましょう。

LPに必須の要素「会社概要・特定商取引法に基づく表記」

LPの信頼性を高めるために、運営会社の情報を明確に記載します。特にECサイトなどにおいて「特定商取引法に基づく表記」は法律で掲載するよう義務付けられているため、含めなければなりません。

LPに必須の要素「CTAボタン」

LPの最後に、コンバージョンを促すCTAボタンを配置します。CTAとは、Call To Actionの略で、問い合わせボタンや購入ボタンのことを指します。
CTAは、シンプルに「お問い合わせ」「予約」などと記載したボタンでも問題ありませんが、「無料」「まずは話を聞いてみる」などハードルを下げる文言を入れるとコンバージョン率が上がることもあります。

また自社の商品・商材がいくら有用でも、Webでは手に取ってもらったり直接説明できないため、ユーザーを安心させる情報はしっかり掲載しておきましょう。競合の状況や業界的にユーザーからマイナスイメージがあると考えられるなら、「無理な勧誘はありません」などのメッセージを入れることでユーザーを安心させられます。

【パーソナルジムの例】
「無料カウンセリングを予約する」
「まずは電話で話だけ聞いてみる」
※無理な勧誘はありませんのでご安心ください。

関連記事:クリックされるのはどっち?CTA(Call To Action)とは

LPにあると良い要素「フォーム」

問い合わせや会員登録、資料請求などを促す場合、外部のフォームに遷移させても問題ありません。

しかし、LP内にフォームがある(または埋め込まれている)と、ユーザーが行動する手間が省けてコンバージョンに至りやすい傾向にあります。外部のフォームを利用した方がオペレーション上便利なこともありますが、可能であればLP内にフォームを設けたいところです。デザインの世界観を保ったままコンバージョンを完結できるメリットもあります。

LPにあると良い要素「よくある質問」

よくある質問を設けることで、ユーザーが購入や登録を迷う際に生じる疑問や不安を先回りして解消できます。これにより、コンバージョンへの最後のハードルを取り除きます

なお、商品やサービスの説明で疑問点が生まれないようカバーできているなら、よくある質問を無理に入れる必要はありません。

【パーソナルジムの例】
「シャワーはありますか?」
「ウェアやシューズはレンタルできますか?」

LPに最適なコンテンツの配置順とは?

前章では、LPを制作するために必要なコンテンツを紹介しましたが、考えなしに載せるだけでは望むような効果は得られません。一つひとつの要素を適切に配置することで、CVR(コンバージョン率)向上につながります。

LPはカスタマージャーニーに沿った構成が最適

カスタマージャーニーとは、商品やサービスの典型的なユーザー像であるペルソナに対して様々な接点を仕掛け、感情や行動の変化を可視化したものです。
LPのコンテンツを検討する際は、ユーザーの満足度が高まったり、引いてしまったりするコンテンツとは何なのか、理解することが重要です。
詳細は次のコラムをご確認ください。

関連記事:LPサイトはカスタマージャーニーに沿って構成しましょう

フレームワークを用いたLP制作のすすめ

カスタマージャーニをパターン化したフレームワークを用いることも戦略の一つです。
例えば、「AIDMAの法則」というフレームワークは、Attention(注意喚起)・Interest(興味・関心)・Desire(欲求)・Memory(記憶)・Action(行動)の5つの要素からなります。この法則をLPの設計に応用する事で、ユーザーにアクションを起こさせる効果が期待できます。
詳細は次のコラムをご確認ください。

関連記事:LPのCV率を向上させたいなら「AIDMAの法則」を意識しましょう

LP制作前に優れたデザインを参考にしてみる

世の中には優れたLPがすでに多く存在します。優れたLPを見つけたら、そのエッセンスを取り入れてみることも重要です。
ただし、業界や売りたい物によって戦略が異なるため、自らそのLPの良さを分析して言語化することが重要です。次のコラムのように、LP制作前に優れたLPのエッセンスを抽出して取り入れてみてください。

関連記事:ランディングページ(LP)を制作する上で抑えておきたいデザインの3つのポイント

LPの制作において避けるべき表現とは?

LPは一ページ完結型のため、ユーザーに多くの情報を見せることができません。そのため、情報をコンパクトに収めようとするあまり、極端な表現になりがちです。この章では、「情報を完結にしなきゃ」「訴求力を高めなきゃ」と考えた結果、陥りがちなNG表現に関してお伝えします。
失敗事例を知っているだけでもリスクは回避できるため、LPの制作時にこのような表現がないか見直してみてください。

キャンペーン内容が虚偽または分かりづらい

LPを作成するとき、「期間限定」「数量限定」などと謳って割引や特典などのキャンペーンを実施することがあります。もちろん文言どおりにキャンペーンを打つなら問題ありませんが、ずっと期間限定になっていたり、他の条件を満たす必要がある場合、信用を落とす可能性があるため注意しましょう。

一度信用を失ったら取り戻すことは難しいため、このあたりの感覚には敏感になっておいて損はありません。

ネガティブな表現がある

ユーザーの興味を惹こうとして不安を煽りすぎると、不快感を覚える可能性があります。例えば、パーソナルジムであれば「このままでは一生理想の体型になれません」とユーザーが現在悪い状態にあると決めつけたり、「そのお腹、いつまで見ないフリをしますか?」と恥をかかせるようなコピーは避けましょう。

情報量が多い・内容が難しい

LPに訪れるユーザーは、広告を見て偶然アクセスするケースが多く、広告の閲覧にも時間をかけない傾向にあります。そのため、情報量が過多だったり、内容が難しければ離脱される確率がグンと上がります。

ユーザーが理解するまでに時間がかかりそうな商品やサービスであれば、LPは興味喚起のみに特化したツールとして活用すると良いでしょう。LPをとっかかりとして資料請求に繋げたり、より詳しい情報を掲載しているサービスサイトに誘導すれば、ユーザーは落ち着いたタイミングでじっくりと自社商品やサービスの詳細をチェックでき、勝率が上がります。

誇大広告

LPでよく見られる広告として、誇大広告が挙げられます。端的に効果性などを訴求するためには、ときに大胆なコピーや画像を用いることも重要ですが、あまりに誇張しすぎると景品表示法や薬機法に抵触するため注意しましょう。

例えば、「たった1ヶ月で-10kg」「誰でも簡単に月収100万円」など、現実から乖離しているコピーは誇大広告にあたり、取り締まりの対象となります。

成果を出すためのLPの改善方法とは?

LPは一度作って終わりではありません。常に改善を繰り返すことで、コンバージョン率を向上させることができます。広告の打ち出し方やLPの作りに関して、専用の解析ツールで分析して改善し続けることが重要です。

LPの広告出稿を見直す

リスティング広告やSNS広告を出向している場合は、広告プラットフォームの管理画面から表示回数やクリック率などを確認しましょう。数字がどの段階で下がっているのか確認することで、効率的かつ適切に改善できます。

クリック率(CTR)が低い

クリック率(CTR:Click Through Rate)が低いなら、広告が表示されているにもかかわらず、クリックされていない状態と考えられます。そもそもターゲット設定が間違っていたり、広告のキャッチコピーやビジュアルが魅力的でない可能性があるため、適宜、見直しましょう。

クリック単価(CPC)が高い

1クリックあたりの費用(CPC:Cost Per Click)が高い場合、競合が多いキーワードを選んでいたり、広告の品質スコアが低かったり、ターゲティングが広範囲すぎると考えられます。費用対効果の低いキーワードは切り捨て、戦略的に広告範囲を絞り込みましょう。

LPの内容やCTAボタンを見直す

LP内に問題があると考えられる場合は、その内容やCTAボタンを見直す必要があります。コンテンツの差分を用意してA/Bテストを実施し、反響を計測してみると良いでしょう。

【A/Bテストの例】

Plan(計画): 改善したい指標を定め、そのための仮説を立てます。
例:CTAボタンの文言を変えればクリック率が上がるのではないか?

Do(実行): 仮説に基づき、変更を加えたLPを作成し、A/Bテストを実施します。
A案:無料体験を申し込む
B案:【手ぶらでOK】まずは話を聞いてみる

Check(検証):Google Analyticsなどのデータ分析ツールを用い、変更前後の効果を比較・検証します。
A案:無料体験を申し込む →クリック率3%
B案:【手ぶらでOK】まずは話を聞いてみる →クリック率5%

Action(改善): 検証結果に基づき、次の改善策を立てます。
B案に差し替える

関連記事:ホームページのコンバージョン率改善に欠かせない「A/Bテスト」とは?

今回のまとめ

LPは、単なる商品説明ページではなく、ユーザーの心に響き、行動を促すための「営業ツール」です。今回解説した以下のポイントをおさえてLPの集客力向上を目指してください。

ファーストビュー、共感・ベネフィット、料金、実績などを戦略的に表示する
キャッチコピーやCTAボタンに工夫を凝らしてコンバージョンを高める
・虚偽や誇張表現を避け、ユーザーが安心して行動できる情報設計が不可欠

LP制作や改善に関してお悩みの方は、名古屋のホームページ制作会社、株式会社オンカにご相談ください。
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著者情報

ライター

M.H.

人材派遣会社で営業職としての勤務を経て株式会社オンカに入社。ホームページ制作の企画・監修を行うWEBディレクターとしてアーティストやメーカー、公益法人、観光協会など多種多様なホームページの制作に携わり、現在はライターとしてホームページ制作に尽力している。

  • YMAA(薬機法医療法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • KTAA(景表法・特商法)広告遵守 個人認証マーク取得
  • ウェブマスター検定1級

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