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最新版Googleコアアルゴリズムアップデートの歴史

2025
.01.23

最新版Googleコアアルゴリズムアップデートの歴史

コアアルゴリズムアップデートとは

大型アップデートとは、Googleが検索アルゴリズムを大きく変更するアップデートのことで、年に10回程度行われています。過去に実施された大型アップデートの中でも有名なものですと2010年のパンダアップデート、2012年のペンギンアップデートなどが挙げられます。
Googleがアルゴリズムを変更する目的は、検索エンジンを利用するユーザーに質の高い検索結果を提供することであり、細かなアップデート・大型のアップデートを繰り返すことで、ユーザーにとって有益かつ信頼できるコンテンツを検索結果の上位に表示することを目指しています。
大型アップデートが実施されると、ホームページが最新のアルゴリズムに基づいて再評価されるため、これによりホームページの検索順位が変動します。検索順位に影響が出るということは、アクセス数・コンバージョン数にも影響を及ぼすため、大型アップデートとホームページ集客は密接に関わっていることが分かります。

固有の名称が付いているコアアルゴリズムアップデート

この項目では、固有の名称が付いているコアアルゴリズムアップデートの概要を説明します。

パンダアップデート

低品質なコンテンツの評価を下げ、高品質なコンテンツを上位に表示することを目的としたアルゴリズムアップデートです。本アップデートの導入前は、他のホームページの内容をコピーしただけの低品質なコンテンツや内容の薄いページが検索結果の上位を占めてしまっており、ユーザーが求める情報にアクセスしづらい状態が続いており、これを解決するために2011年に導入されました。
パンダアップデードとは?コンテンツの品質が検索順位を左右する理由

ペンギンアップデート

不正なリンク操作やスパム行為を行うホームページを対象としたアルゴリズムアップデートです。本アップデートの導入前は、リンクプログラムへの参加や自動生成されたコンテンツからのリンク取得といった不正な手法でGoogleからの評価を向上させることができてしまっており、ユーザーにとって価値の低いホームページが上位に表示されていたため、この状況を改善するため2012年に導入されました。
ペンギンアップデートとは?影響を受けるやってはいけないSEO対策

ベニスアップデート

ユーザーの位置情報を考慮して検索結果を表示させるためのアルゴリズムアップデートで、これによってユーザーが地名を指定しなくても現在地に基づいた関連性の高い情報が提供されるようになりました。スマートフォンの普及に伴って外出先で検索を行うユーザーが増加したため、ユーザーの現在地に応じた適切な情報提供の必要性が高まったことで2014年に導入されました。
ユーザーの居場所によって検索結果が異なるベニスアップデート

スピードアップデート

モバイル端末でホームページを閲覧する際の表示速度を検索ランキングの要素として組み込んだアップデートです。従来は、パソコンで閲覧する際の表示速度が評価の対象となっていませんでしたが、スマートフォンで検索を行うユーザーが増加したことでモバイルユーザーの利便性の向上が求められるようになり、2018年に導入されました。
表示順位への影響も?Googleが新たに導入した「スピードアップデート」について

BERTアップデート

ユーザーの検索クエリをより深く理解し、適切な検索結果を提供することを目的としたアルゴリズムアップデートで、2019年に導入されました。本アップデートの実装以前、検索エンジンは複雑なクエリや会話調のクエリに対して、ユーザーの意図を正確に理解することができませんでしたが、BERTという高度な自然言語処理技術により、クエリ内の単語の前後関係やニュアンスをより捉えることができるようになり、より関連性の高い検索結果を提供することができるようになりました。
ホームページの検索順位に影響するBERTアップデートを簡単に説明します

ボストン・エスメラルダ/フリッツ・カフェインアップデート

インデックスデータの更新作業や更新頻度、クローラーの情報収集速度などのインデックスに関連するアルゴリズムアップデートです。ボストンアップデートとエスメラルダアップデート、フリッツアップデートは2003年に実施され、カフェインアップデートは2010年に導入されました。なお、ボストンアップデートは、Googleがこれまで実施してきたアップデートの中で初めて固有の名称が付けられたアップデートで、Googleの検索エンジンの基礎を築いているアップデートです。
Googleのコアアルゴリズムアップデート〜インデックス編〜

直近のコアアルゴリズムアップデート

この項目では、2021年以降に実施されたコアアルゴリズムアップデートをまとめます。

2021年に実施されたアルゴリズムアップデート

2021年は、計10回のコアアルゴリズムアップデートが実施されました。中でも注目すべきは、「Page Experience Update」で、Core Web Vitalsがランキング要因に組み込まれたことで、ユーザーエクスペリエンスの重要性が一層高まりました。
また、スパムアップデートが連続的に実施され、Googleが取り締まりを大幅に強化した年でもあります。

2021年上半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ(近日公開)
2021年下半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ(近日公開)

2022年に実施されたアルゴリズムアップデート

2022年は、計10回のコアアルゴリズムアップデートが実施されました。Helpful Content Updateが実施されたことで、従来のEATに新たな要素「Experience(体験・経験)」が組み込まれてEEATとなり、Googleがより深くコンテンツを理解することにフォーカスして様々なアップデートを実施した年でした。

2022年上半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ(近日公開)
2022年下半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ(近日公開)

2023年に実施されたアルゴリズムアップデート

2023年は、計10回のコアアルゴリズムアップデートが実施されました。アップデート内容は個々で異なるものの、全体的にChatGPTや BardといったAIに関連したアップデート内容が多く、これまで以上に体験や経験にフォーカスしたコンテンツが評価されることとなりました。
2023年上半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ
2023年下半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ

2024年に実施されたアルゴリズムアップデート

2024年は、計8回のコアアルゴリズムアップデートが実施されました。2023年に引き続き、AIや大規模言語モデル(LLM)関連のアップデートが多く、体験や経験から作成されたオリジナル要素の強いコンテンツがさらに評価されるようになりました。
また、検索エンジンが今まで以上にユーザーの検索意図を深く理解することできるようになり、多様な検索クエリに柔軟に対応する能力が向上しました。

2024年上半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ(近日公開)
2024年下半期のGoogleの大型アルゴリズムアップデートのまとめ(近日公開)

AUTHOR

著者情報

WEBディレクター

K.I.

前職では、設備メーカーで電気工事士として従事しながら、個人事業主のWEBコーダーとしてホームページ制作にも従事。株式会社オンカに入社後は、WEBコーダーとしての知見や、学生時代の留学で培った語学力を活かしたグローバルな情報収集力により、数々の顧客のWEBマーケティングに尽力している。

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